(2022年10月~)75歳以上の医療費窓口負担が「1割/2割/3割」へ
先週、親(94歳)に後期高齢者の健康保険証がやってきました。
●いつもなら有効期間は一年間。
(7月に交付されて翌年7月末まで有効)
●今回は、たった2ヶ月間分だけの有効期間 。9月末まで
一瞬、「ナゼに?」と思ったものの「あ~2割負担が出来るからか」と思い出しました。
~~~
去年の3月に書いた記事。
【過去記事】
●75歳以上の医療費「2割負担導入」(2021/03/06)
http://tak-tak-world.txt-nifty.com/log/2021/03/post-64fe57.html
後期高齢者の医療費窓口負担が「1割/3割」→「1割/2割/3割」になるというやつ。過去記事に書いた予想通りに、今年2022年10月から開始。
(・・・選挙が終わったからね~)
今まで1割負担だった人の中で、収入(年金など)が多い人は2割にしますよっていう改正です。
上の図は単身者の年収=年金の場合(夫婦ともにとかなら、世帯で見ますので年収基準が変わります)
単身世帯なら 200万円以上→2割 / 383万円以上→3割
夫婦世帯なら 320万円以上→2割 / 520万円以上→3割
~~~~
この負担増は、団塊世代の大部分が後期高齢者になる、ということに関係しています。
でもって、これでも焼け石に水状態、といわれています。となると、後期高齢の保険財政を、税金から投入するか、現役世代(組合健保や国保)から投入するしかないと思うのですが。。。
→人数が増えた分をそのまま増加できないとなると、結局、一人一人の医療費を下げるしかないですよね。
つまり、
・医療の質が低下するか(例えば高額な薬や治療は高齢者には行わないとか)
・医療機関に行く人を少なくするか(例えば、健康体操や早期発見とか。あるいは、北欧のどこかの国のように、「入院ですが1ヶ月待ちです」みたいになるか、かな)
医療費増大の原因は単に高齢者の増加だけではなく、高額な薬剤・高額な治療法がどんどんできている、ということも関係しています。
(1回に数千万円とか1億円の薬とかが出来てきましたからね~。先進医療も保険適用になったりいろいろ増えてきているし)
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