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2022/03/19

550万払って500万円受け取る「養老保険」の意味、わかります?

先日、保険のお姉さんがチラシをもってきました。大手生命保険会社の担当の方。

来月(2022/4)から、予定利率がまた下がります。入るなら今月中がオススメと一応、言っておきますね」

貯蓄性の高い保険(※)というと、年金保険や養老保険があります。

 0.85% → 0.60% らしい

~~~チラシをみると、
 30歳男性 60歳まで払い込みの、30年満期の養老保険(500万円)で
  ・・・月額保険料 15,195円 (今月中なら15,045円)

年数×12ヶ月で総額を計算すると、払い込み保険料の総額は約550万円。

~~~
これに加入する意味、つまり、どんな時にメリットがあるか、即答できますか?
いくつかあるんですよ~

(1)満期前の死亡は、丸儲け!

 30年間の間(というか、正確には満期前33ヶ月前=約3年前、までに亡くなると儲かります。
 入って1年とかなら、かなり得。しかし、現在30歳で、となるとかなり微妙な理由。

なので、まあこれを勧める場合と言えば、次の三つだけ

(2)二つの節税が目的

 毎年の保険料控除の枠が残っている人で、かつ、税率が高い人は、所得税が減らせます
 それと、
 相続税! こちらの方が多いかな。相続税の非課税枠が500万円あるからね。(※細かいことは省略)
 しかし、30歳で30年満期、は相続税としてはどうなのかな、と言う面はもちろんあります。
 
なので、最大のメリットは

(3)お金に名前がつく
 どうしても、親に渡したい(例えば、自分だけ学費が高くて「返さなくていいよ」とは言われているけど絶対返したい)とか。
 どうしても、配偶者じゃなく子どもに渡したい(→離婚した子がいる・離婚が頭によぎるような人とか、とくにね)
 どうしても、特定の子(何人かいるうちの子どもに渡したい。それも30年のうちにまとまった額を) 

 こういうときには、オススメできます。むしろ、お金に名前をつけるコストという感じ。

 
(4)あると使っちゃうので、浪費防止

  →これ、550万円払って500万円なのに、って思う人が多いと思います。
 でも相談に来られる人の中には複雑な事情をお持ちの方もいらっしゃって、

 ・毎月の給与振り込みが多いと配偶者が使ってしまうとか、
 ・義父母に貯金通帳見られてしまうのがイヤとか

お金と家族の関係って、単に儲かる・増えるという貯蓄面だけじゃないんですよね~

~~~
 でもまぁ、この保険。はっきりいうと、「あまり魅力ないですね~、むしろ、普通の掛け捨て死亡保険に30年間で入った方が良くなくない?」って感じではあります。
 なので、今の保険営業さんは大変だなぁと同情すると同時に、

 【保険に入る目的は何なのか?】 今一度、確かめてみましょう!

・・・担当者が熱心で、うるさすぎて、「今月ノルマが足りなくて、お願い!お願いっ!」てな場合も少なくなかったりしますから。


(※)その昔、予定利率が5~6%だった時代が懐かしい(平成一桁くらいまで)
逆に、低金利時代が長いので、保険で貯蓄という考えたがどんどん意識されなくなっているのも、不気味であったり。

掛け捨ての定期保険や医療保険しか知らない人も増えていますから、貯蓄性の高い保険って言葉が通じないときがあります。
だいたい、養老保険って言葉を知らない人も多いんです。

私、結構、お客さんに
「この保険、入っているのは何故ですか?」とか
「これ、お宝保険だし、取っておきましょうね。葬式代になりますから」とか
「生活が苦しいのならすぐに解約しても良いと思いますけど、あと数年で満期だし。今400円受け取るのと、5年後500万円受け取るのとどっちが大切ですか」とか

いろんな事を言ってますし、いろんなケースがあるのが保険です。

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