20年前、あのホームレスは何故あんなに笑顔だったのか?
時は、2002年の秋の不景気な時代の話です。
(ひょっとすると、1~2年ずれているかもしれません)
当時、京都駅周辺にはホームレスのオジサンたちが大勢いました。
世の中が不景気で、列車に乗ってもバスに乗っても、み~んな暗い顔。
バスからそとを見ると、早朝、たき火を囲んで、もの凄く楽しそうに会話している。
「あんな楽しそうな笑顔の人、最近見ていないな」
と思ったのです。
今、このバスに乗っている暗い顔の人たちと、あっちのホームレスのオジサンはどっちが幸せなんだろう? と。
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いま、まだ世界中が「コロナ禍」です。
すこし解除されつつありますが、これからの夏祭りはほとんど中止や縮小だし、お店に行っても半分くらい座れなくなっていたり入場制限。それに、海外との飛行機(旅客機)がまだほとんど停止中。
誰がどう考えても、当面もとの景気にはいたらない。まだまだ終わらないし相当長引きそう。
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世の中にホームレスがあふれていた時代、、、
お店が終わったら軒先に段ボールもって集まってくるオジサンとか、公園でテント張って住んでいるオジサンとか、、、
公園を住所に住民票をだしたら拒否された、とか
とあるマンションに数千人の人が住民登録されていた(→生活保護のための名義貸し)
・・・貧困ビジネス撲滅で住民票取り消し(→こんな人には、給付金が届かない)
一方で、生活保護は絶対嫌だとプライドを持っている人もいます(ホドコシは絶対嫌!という人とか、親や子どもや兄弟に迷惑がと思う人)。
もちろん、数々の不正受給もありましたね。
今もまたそのような前の状態にいるかもしれないと思うと、簡単に、笑顔にはなれません。
だけど! 冒頭に書いたように、当時、ものすっごい笑顔だったホームレスがいたっ!
この人のこのときの会話は何だったんだろう?
今、笑顔 できてますか? 笑顔を作れる状態になっていますか?
→ これがホントの豊かさ?!
(実はこれ、ホームレスの笑顔から20年近く温めている私のテーマなのです。)
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笑顔=幸せ(=豊かさ) はどこからやってくるのか?
愛し愛されること・
褒められること・自分で自分を褒めたいこと
自分の成長が実感できること・嬉しい思いをすること・
自分が誰かの役に立っていると思うこと
本当の豊かさは、このようなことに向かって歩んでいける人。
その「過程」が楽しめる人にやってくる。
・・・私が誰かのライフプランを作るときに考えていること
※「過程を楽しむ」大切さ
→モノの購入や体験の購入は、支払ってすぐ終わるんです。
思い出に変換できるのならマシ。
だけど、、、
「なんでこんなもの買っちゃったんだろうな」ってものが、今、私の部屋に一杯あるってのも気分が落ち込む一因ですね~
FPはお客さんを笑顔にするのが仕事なのではなく、笑顔を作れる状態にするのが仕事、ってことね。@私のFP観
たとえていうと、
医者の仕事は病気を治すこと、だけではありません。じゃあ治らない病気の人はどうするの?
→そのような患者にも希望を持たせたり、今からの将来を有意義なもの治療をすすめるのが医者の仕事、というのと同じ。
FPのうちのライフプラン、これ奥が深いのです。
それを認識した出来事を思い出したのでした。
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