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2017/09/15

年金漏れ;公務員の妻10万人、総額598億円(振替加算もれ)

 二日ほど遅れたニュースです。(なので、ちょっとくらいあまり報道されていない部分も書いちゃいます)。公務員らの妻に振替加算が漏れていたというニュース。

 総額 598億円。対象者は約10万人で、うち96%は夫が公務員だった人の妻。

 出典は、
 ○日本年金機構の「振替加算の総点検とその対応について」
 http://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2017/201709/2017091302.html
 ○厚生労働省の社会保障審議会資料
 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/32-8_2.pdf

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 まず、「振替加算」が何かというと、「加給年金」とセットです。
  ・・・ここで分からない人は、どこかで調べてくださいm(_ _)m

 年下妻がいて扶養されているとき(厚生年金20年以下・年収850万円以下)のときに、夫の年金には、扶養手当みたいなモノ=加給年金がつきます、年間約40万円です。(←人によって違う。夫・妻逆の場合もある。)

 でもこれは、妻が65歳になるまで。
 妻が65歳になると、妻は妻で自分の基礎年金や厚生年金を受け取ります。

 このとき、加給年金がなくなったら、今度は妻の方に 1.5万円(~20万円ほど、振替加算というのが付くということになってます。最近の人は少なく古い人ほど多い。

(古い人ほど多く貰える、というのは、昔は第3号被保険者という制度はもちろん、国民年金そのものもなかったから。→自分の年金がほとんど無い人が多いから
 うちの90歳の親は、「妹(=私の叔母さん)は、月100円で加入できた当初から入ってるから・・・」なんて、ときどき言ってるし)

 で、問題は、基礎年金・厚生年金は年金機構の領分で、共済年金は共済組合の領分であるということ。つまり、共済組合の方が、妻65歳になったから「加給年金を打ち切ったよ」ってことを、年金機構に伝えなきゃいけないんですね。これに漏れがあったと言うこと。

 ・・・この原因は、定年離婚寸前で生計維持関係になかったとか、ま、いろいろと。

 これが何故、いまごろ分かったか?
  →年金一元化なんです。これで、年金一元化で
   両方のシステムの相互乗り入れ
ができるようになったから。

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 最低年金加入期間が25年→10年になったことで増えた年金支給対象者が60万人ということを考えると、10万人という数字は、「過去最大規模の支給漏れ」なんて報道されていますが、ものすっごくでかい数字とは私は思いません。

 なのに、年金機構をものすっごく叩いている記事がある。
   →ちょっとかわいそうです。

 ま、発表したのが年金機構だし、過去の経緯からすると、こういう間違いがあっては困るのだけど、年金機構の問題と言うよりは、共済年金がきちんと連絡しなかった影響の方が大きいのでは、と思いますよ。想像ですけどね。
  → But 単純事務ミスも5000件ほどあるみたいだ

 ま、年金一元化でシステムがひっついた良い面、だと思うことにしましょう。 

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 関係ないのですが、加給年金は夫に付く → 妻が65歳になったら、夫の年金が40万円も減る。(月3万円、二ヶ月に一回だから6万円ちょい)

「年金が減ったと思うご主人、大多数」・・・こういうときは、奥さんにお金を管理をすべて任している家庭の方が精神衛生上はよかったりする。

(ま、私にとっては、世帯で見るからどっちでも良いのですが、結構、夫のお金・妻のお金、気にしている人も多いんじゃないかな、、、、と思います。)

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