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2017/08/02

高額療養費制度の負担アップは、今年・来年の二段階

 この8月、すなわち昨日から、高額療養費が変わりました。変わったのは70歳以上の人の部分です。
 まずはじめに、高額療養費制度。これは現役世代にもある制度ですからご存じの方も多いでしょう。多額の医療費を払った場合にはキャッシュバックがあるという制度です。
 個人ごとの外来費用と世帯ごとの入院費用の二つの基準(限度額)があるのですが、ま、ややこしいので、かなりはしょって、ひと言で書くとすれば、

   普通の70歳以上年金生活者 外来のみなら月2000円アップ
     〃     〃     世帯で  月13200円アップ。(入院含む)

 ・・・これは今年は、薄く広く、負担をアップというもの。
    で、来年は、高収入の人の負担がアップです。

 あまり細かい表を書いても分かりにくいので、実際の例で見てみましょう♪
 丁度、2週間ほど前、親がペースメーカ入れ替え手術をしました、その医療明細書から。(この中の保険点数1点を10円で計算すると・・・)

  ペースメーカー本体代 80万円に、手術費用 5万円、
  薬とかが 15万円、その他 いろいろいれると【合計 110万円!】
  うちの親は1割負担の人です。でも、高額療養費制度にもあたります。

 医療費110万円だと、普通はどうなるか?

   3割負担だと33万円・・・普通の現役社会人
   2割負担で 22万円・・・70歳以上の人(現役なみ収入は3割負担)
   1割負担で 11万円・・・75歳以上の人(現役なみ収入は3割負担)

 →これがさらに高額療養費という制度で減額♪(下記【】内の数字になります)

  ◆普通のサラリーマンの高額療養費または、現役なみ収入の年金生活者なら
    この33万円は、高額療養費制度で【9万円】くらいになります。(※)

  ◆普通の年金生活者なら(70歳以上の区分なら)【6万円】くらい。
  ◆私の親の場合、遺族年金=住民税非課税なので【2〜3万円】です。

 ねっ、100万円以上の医療費がかかっていても払うのは数万円。


 で、来年(平成30年)だと高収入高齢者は、「現役並み以上」という区分が出来ます。(正確には現役並みが三つに細分化されます)
                    平成28年  29年
  ◆70歳以上の年収 800万円クラスなら 【9万円】→【17万円】
  ◆70歳以上の年収1200万円クラスなら 【9万円】→【27万円】

 なお、高額療養費は、ひと月ごとで計算します!(というか医療費そのもの自体がひと月ごとの計算です)
 だから月をまたぐと、損する時もあります。(←現実にはあんまりない。上で言うと最初に手術した日にドカンと医療費かかっていて、あとは点滴だけとかだし)

 もし高額療養費に該当するのが1年間に3回以上あれば、「多数回に該当」というやつがあって、4回目以降はさらに限度額が引き下げられるようになっています。

〜〜〜〜
 で、うちの親のような手術は数年に一回の話ですが、去年話題になったガン治療薬とか継続的にお金の掛かる医療を受けると、毎月毎月のことなので、かなり家計的に厳しくなると書いておきます。

 でね、裏技! この限度額が収入で決まるわけですよ。貯金の額には関係ない!

 だから、多数該当するくらいに医療費がかかる状態になったのなら、中途半端な収入(例えばわずかな駐車場代とか配当金とか)があるよりも、収入無くした方が良い場合もあったりするわけね。
 ( → ここまで言えるFPはそんなにいない!
   例えば、配当が高い株を子どもに贈与するとか、不動産の一部を子どもに贈与して子の収入にするとか。。。。相続税も絡むけどね。←相続時の特例が使えなくなるし)

 こういうのを考えると、まるでパズルです。でも知らないと損をする。
 もっとも、知らぬが仏っていうことわざもありますけど♪
   ・・・どっちが幸せなんだろ?

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