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2017/02/20

遺言書で、死亡退職金と生命保険は書いちゃいけない?

表題で何書きたいか分かった人は、もう良いです(^_^;)
  ・・・書けないんですよ〜。なぜかというと「自分のモノじゃない!」から

========
 ずっと前、2年ほど前の日経の記事が大元です。
(「終活」のミス、書き間違えた遺言の行方 2015/1/7
    ライフトップ > くらし > 法廷ものがたり > 記事)

・・・でも、参考にしている分は1/3くらい。

   元記事は、勘違いで書き間違えた銀行口座(第三者に
      渡したかった口座)の裁判の話、がメイン

===ここから本題ね===

 遺言書!
「オレが死んだら、退職金と生命保険は、愛人に!」
 もし、病気か何かで死期がせまっていたらこんな事を書きたくなる人もいますよね。とくに子供がいない時とか。
 愛人じゃなくても、子どもがいなくて70歳くらいでガンがわかって、妻がすでに死んでいたり、世話になっている近所の人がいたり、すでに亡くなった兄弟の嫁の親戚なんていう相続とは関係ない他人に、とか。

 ・・・自宅とか預金とかは兄弟親戚でもいいけど、
    退職金と生命保険だけは第三者になんて、思う人がいてもおかしくない。

でもこれ、無理なんです。

 まずわかりやすい方、生命保険。こちらは遺言書でなく、普通は受取人変更を生前にしておきます、でも今、「特別縁故者」を受取人にすることが、非常に難しくなっています。いろいろ保険金殺人があったからです。原則、2親等または法定相続人(→普通は甥とか姪=3親等)。これ以外の受取人にしようとすると、法定相続人がいないか、それ以上の真に特別縁故者であるかどうか、という保険会社の判断になります。・・・つーか、他の人から裁判起こされても勝てるという人にしか受取人になれません。

 で、上の生命保険でもそうなのですが、死亡退職金、これがいつ権利発生するか?
 どちらも「死んだことによって発生する権利」ですっ!!
 だから権利者は本人じゃないんです。権利者じゃないのに、遺言に書けるわけありません!!!
   ・・・ここ、誤解しやすいですよね。つーか、
     「オレが死んだら、退職金と生命保険は、愛人に!」
      権利はオレにあると思うのが普通

〜〜〜〜〜〜

 でね、先の日経の記事は、司法書士さんがこのことを知らずに「遺言書を作った」ってこと。まぁ、司法書士さんにも専門分野がありますからね〜(一般には、登記=住宅+抵当権の銀行系か、相続関係の遺産分割協議書+名義変更関係、の人が多い。あと法人登記とか、外国系かな。)

 自宅は長男・生命保険は次男、こんな遺言書だと、生命保険の部分は無効になります。だから、自宅しか相続財産がなければ、次男は遺留分(=自宅価値の半分の半分)の請求を長男にするかもしれません。
  →これ、前に「保険カテゴリー」で書いたと思う。

(もっとも、兄弟仲が悪ければってときね。大多数の一般人ならこの遺言書で納得する方が多いと思うし、納得しなくて無効裁判するとかあまり無いと思います。あるとすれば、弟がカネに困っていて、かつ、この自宅財産が1億円とか相当あるような時ですかね。)

 ちなみにもし私に、「オレが死んだら、退職金と生命保険を第三者に渡したいんですが・・・」なんて相談されたら、私ならなんと言うか?
 ・・・生きてる間に解約したり前借りしたりして渡しとけ!(生前贈与)
    です。
    (※多額の場合は、贈与税に注意ね。年間110万円こえた贈与税)

気をつけましょうね〜♪

~~~~~~

・・・ちなみに逆パターンを聞いたことがあります。

 「この保険お前に渡すから」と証書(もちろん受取人は自分)を渡されていたのに、契約者が前借り=契約者貸付していて、ほとんど貰えなかった、ってやつ。(こっちも気をつけましょう♪
・・・って、どうやって気をつけたら良いかよく分からんけど m(_ _)m )

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