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2017/01/27

住宅ローン(固定)と長期金利は、去年の夏が底だった?

 金利や株価のアップダウンは、
「どこがピークでどこが底なのか、というのは、半年・1年経ってから分かるもの」、
と先日経済ニュースで言っていました。

 グラフは、住宅ローン固定金利の代表であるフラット35の金利と、10年国債の金利です。
 10年国債と比べると、動きがよく似ているのが一目瞭然ですね♪
(※財務省のHPの「国債金利情報」というところで、相当古くから1年〜40年国債の「日々の金利情報」が得られます。)
Loankinnri2017

 若干、あまり重要ではない説明が最初に必要なので書いておきます。
====(面倒くさい人は、次の段落までスキップしてね)

 フラット35の金利は、大元は住宅金融支援機構(旧名住宅金融公庫)なのですが、取り扱う銀行で、若干金利が異なります。毎月、上と下の金利が公表されます。
 住宅金融支援機構のメルマガに登録しておくと、
# ■今月の金利水準
#(融資率9割以下の場合)
# 返済期間が21年以上35年以下の場合の金利幅:年1.120%〜年1.690%
#     (取扱金融機関が提供する金利で最も多いのは、年1.120%)
# 返済期間が20年以下の場合の金利幅:年1.020%〜年1.590%
#          (取扱金融機関が提供する金利で最も多いのは、年1.020%)
#(融資率9割超の場合)
# 返済期間が21年以上35年以下の場合の金利幅:年1.560%〜年2.130%
#     (取扱金融機関が提供する金利で最も多いのは、年1.560%)
# 返済期間が20年以下の場合の金利幅:年1.460%〜年2.030%
#         (取扱金融機関が提供する金利で最も多いのは、年1.460%)

 こんなメールが毎月貰えます♪
    →このメールから、グラフ化した。

 で、金利の幅があるものの、普通の銀行なら、個人向け住宅ローンはおいしいお客さん(※)として競争が激しく、お客さんも低い所で借りることが多いので、公表されている金利幅のうち、下限金利を抜き出しました。
 また、フラット35の金利は、いろいろ種類(自宅用か事業用かなど)があるのですが、返済年限が20年を境に金利が変わります。また、以前は、融資率9割以上か以下で金利が変わってました。(→これは確か、無くなったんじゃなかったかな。)

 とまあ、ちょっとややこしいのですが、普通の人が自宅を建てるために20〜35年ローンを、固定金利で借りたい!というときの金利推移です。

※おいしいお客さん=
 大抵は長期の顧客になって、給与振り込みが期待できて、かつ、公共料金などの引き落とし手数料も手に入る(一回あたり50円とか100円とか)。車のローンや、子どもが小さければ教育ローンなんかも期待できる。

==== ここからちょっとだけ難しい、この1年の日銀のお話。

 去年の今頃、すなわち、2016年1月頃に、日銀が「マイナス金利導入」を初めて発表しました。そのため、10年国債は2月から一旦マイナス金利になりました。
 しかし、マイナス金利だと、銀行や保険会社は、預かったお金の運用に困りますよね。

 なので、日銀の政策会合で、「経済に与えるマイナス面が多い」という理由で、去年の秋から、「短期はともかく、長期金利はプラスになるように誘導する」という方針に変わりました。
 これ、今の国債市場の歪みです。(←良いか悪いか別にして)

 というのは、今の国債市場は、日銀の買い入れ額(量)で金利が誘導されています。これを短期国債と長期国債で買い入れ量を調整しようというもの。→買いが多いと、価格が上がって、金利が低下します。

   →古〜い言葉だと、買いオペとか売りオペとかで市場のお金の供給量
    調整していたみたいなもの。政策金利(昔の公定歩合)だけでは
    調整できなくなったから。

 ということで、市場原理ではなく、半分は日銀が作っている金利なのですが、グラフを見る限り、去年の夏が底だったのかなぁということで。。。
 ・・・「どこが底なのか、というのは、半年・1年経ってから分かるもの」♪

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