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2017/01/13

「医療費控除の特例」、薬代が年12,000円以上なら税金還付!

はふー、なんでこんなややこしい税制にするのかなぁ、みたいな。。。。すぐにブログに書けないじゃん(;_;)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

テレビでもいくつか番組をやっていました。
パブロンとか水虫薬とか「薬代で1.2万円以上払った人は税金が戻ってくる!」というやつ。「セルフメディケーション税制」と名前が付いて、「医療費控除の特例として時限的に実施されます。(平成29年1月1日から平成33年12月31日まで)

  ・・・個人的には、時限的と言いながら
     延長延長でしばらく続くんじゃないかと思ってます。

この「セルフメディケーション税制」の説明の前に、「医療費控除」を簡単に説明します。
同一生計の家庭で、1月から12月までの1年間に払った医療費が10万円(※1)を超えた場合に、超えた分を所得控除するというもの。
で、大事なのが自分の税率。
   ・サラリーマンなら大抵10%か20%
   ・入社すぐとか、パートでちょっと収入がある人(103万円以上)は5%
   ・年金受給者なら、5%か10%

家族みんなの医療費(※2)が年間12万円だと2万円超えているので、この分の所得税分
 税率5%の人なら、1000円  20%の人なら4000円
が税金還付されるというのが元々の医療費控除です。年末調整では控除されないので、確定申告が必要です。

で、病院と無縁の人はなかなか、10万円超えることが無いですよね。
だから、薬代12000円以上払っている人も、【セルフメディケーション税制】という特例で、減税しましょうという嬉しい政策です。
でも注意点があります。

【セルフメディケーション税制の注意点!】

 (1)予防接種や健康診断をきちんと受けている人(領収書や結果通知書添付)
     ・予防接種(定期接種又はインフルエンザワクチン)
     ・市町村のがん検診(前立腺がん検診のみは除く)
     ・会社の定期健康診断を受診
     ・特定健康診査を受診
     ・人間ドック等の健康診査

 (2)薬は何でも良いというわけではない、指定されている。(※3)
   →私の好きな薬で言うと、パブロンは入っている。
    バファリンA(←普通のバファリン)はダメ、でも、バファリンEXはOK
    水虫薬とかアンメルツ・サロンパス系は結構OK

 (3)普通の医療費控除(上の年間10万円を超えた分)とは併用不可

サラリーマンで税率20%の人で、薬代2.2万円なら、1万円分オーバーなので税金2000円分が戻ってくる、なんていう計算。
でも、私みたいに自営業で会社の健康診断がない人は、
 ・インフルエンザの予防接種3500円払うと出ていく方が多い。
 ・人間ドッグ1万円なんて払っていたら、元取れない。。。。

 →いや、そう言うんじゃなくて、きちんと健康管理している人は
  優遇しましょうという制度です♪
 (※夫が健康診断を受けていて、妻が不養生でもOKというのは納得しかねるが)

以下、もの凄く主観的に書いちゃいますが
 →高額療養費を縮小した(高額・中額所得者の負担アップ)、その分の言い訳
  つまり、良くなった分もありますよ♪ という言い訳にしたい
 →インフルエンザの予防接種や健診費用で、病院が儲かるようにという要請
 →ジェネリック普及で、医薬品メーカーの売上げが減っているので、
  なにか目新しく売れるネタはないか? という要請

>>>いや、まぁ、予防したら、全体の医療費が下がる! という崇高な医療制度にしたかった!。。。と書いておけば、医療関係・薬関係の業界が丸くおさまる?

(昔々、結核が流行った頃とか、病弱な子どもが多かった頃に、小さな医院を始め、学校医療・病気予防に邁進した過去の医師会ってのはもの凄く評価してます。でも、無料だった老人医療制度が縮小し始めた平成以降からは、どうもねー。。。。という印象)

以下、注釈が4つも! 分かりやすく書けたかな〜
テレビ番組では、薬局薬店・ドラッグストアでは、
  「税制対象の値段札で表示」とか、 「レシートに★印や●印でマーク」
なんて言ってました。
この1月から始まっていますから、レシートちゃんと取っておきましょうね~

===============
●(※1)医療費控除の10万円を超えた分
 条文では、「所得の5%か、最大10万円を超えた分」
 なので、パート103万円なら、給与所得控除65万円を引くと、所得38万円。これの5%で、7万6000円を超えた分、となります。といっても、パート103万円では、税金ゼロですから、戻る分の税金がありません。(税金計算では、総所得から基礎控除38万円引くからね)
 ・・・ここ、誤差の範囲なので、あまり気にしないで良いと思います。
 逆算すると、10万円÷5%=200万円の所得。これくらいの所得で所得税をちょっと払っている人は、10万円を超えた分じゃなくちょっと下がる時もある、みたいな感じ。
 一般には、一家族の中で、一番税率の高い人で控除を受けるのが一番得します。

●(※2)医療費
 元々、医療費控除に含まれるものには、医者に払ったお金以外にもあります。
  ・治療のための市販薬の薬代OKです。(風邪薬や頭痛薬。ビタミン剤はダメ)
  ・医療機関に行くために使った交通費もOKです。(公共交通機関)
  ・やむを得ず使ったタクシー代(妊婦が陣痛を起こした)もOK。
  ・介護用のおむつ代。(←おむつ証明など医師の意見書・自治体の証明が必要)
  ・健康保健外でも、病気を治すために使った分・医療分(例えば不妊治療も入る)は、交通費も市販薬も、広く認めようという制度が医療費控除です。(入院時の差額ベッドやテレビ代とかはダメ)
 ちなみに、寝たきりの親を自宅に連れて帰るためにタクシーを使わざるを得ないなんていうのも(子が払っていて子の医療費控除に含むのは)OKです。
 ただし! 医療保険(入院日額1万円)とかに入っていて、給付される分は引かなければいけません。交通事故で賠償金を貰った場合も引かなきゃダメ。

●(※3)指定薬
 薬効成分で指定されています。有名どころならインドメタシンやフェルビナク(←サロンパス系の痛み緩和)とか、アンブロキソールやブロムヘキシン(←風邪薬)、ミコナゾールやビホナゾール(←水虫薬)
詳しくはこちら「セルフメディケーション税制対象医薬品 品目一覧」
  www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000145909.pdf

●(※4)省庁のHPはこちら
国税庁は医療費控除の中
  ホーム>税について調べる>タックスアンサー>所得税>
   給与所得者と還付申告>No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)
  www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1120.htm

厚労省はこちら
  ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 健康・医療 > 医療 > セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について
  www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124853.html

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