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2016/12/21

耐久消費財としての「子供」

「耐久消費財としての【子供】」  \(◎o◎)/!

 実はこの言葉、先日読み返した本の中に出てきたのです。
  → 『ケータイを持ったサル』(正高信男著 中公新書)

 発行年を見ると2003年です。当時、メールが流行った時代で、まだスマホは登場していません。この本の中に、ニホンザルが群れの中で危険を感じたり、自分の居場所を知らせるためにキーキー・クークーと鳴く行動が取りあげられています。

 で、別のサルがその鳴き声に返事をする時間は約0.7秒。これ以上長いと、それは返事ではないという研究結果が出ているのです。

  これ・・・スマホで、いいねとか既読マークとか、LINEで返答
       してくるまでの時間と重なりませんか?

  →スマホで、さらに、人間はサルに退化したんだ! と気になっていたんです。

 繰り返しますが、この本が出た時はメル友時代です。(本書の中では、中身のないメールのやり取りがサルと似ているという形で登場)

 この本、最近になって読み返しているのですが、実のところ、本当はあまり面白くなくて、一度捨ててたんです。だから気になっていたけど読み返せない!(;_;)
 でも、この前偶然、Bookoffの新書コーナーで発見! もう一度買ってしまって読んでいるという訳。

 ここに出てきた、「耐久消費財としてのわが子」
 物が溢れて豊かになって、他人と差別化できるのは、「わが子」になったから、だそうです。

 三種の神器、カラーテレビ・クーラー・自動車(カー)は、今や2個目・3個目を持っている時代になりました。新三種の神器「デジカメ・DVD・薄型テレビ」「食洗機・IHヒーター、あと何だっけ」。こういうものも随分普及しました。そうすると、「うちにある特別なモノ、の差別化が出来ません」。
 → だから、「子どもや孫」が耐久消費財化!

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「なぜ、あらゆる物が耐久消費財化」してきているのか?

 これ飛躍するのですが、意訳すれば、なぜ「リベラルアーツ」が欠如したのか? という疑問と同義と私は考えてます。

 リベラルアーツ;昔なら、読み書きソロバン。
 礼儀や作法を含め、本当なら社会人として備わっていなければならない知識や技術。(今やソロバンが必要か・・・ということは横に置いて、とりあえず、本来、大人なら備わっていなければならないもの)。これが失われているというか具体的に挙げられないというか、列挙できないというか見えないというか。

 どういうことかというと、
 例えば、一時期流行った、ブランド物。これは金があれば買えます♪

 ブランド物の本来の価値。なぜそれがどういう理由で高いのか?
 本当なら、素材や職人芸の作り方やそれぞれの歴史や風土を伴っているはずなのですが、それを差し置いて、「△◇のバッグ」「◇△の高級時計」と値段先行のあるいは好きか嫌いかだけの個人の嗜好だけで、耐久消費財化しました。

 具体的に書くと、エルメスのバッグなら、牛や馬のどこの部分の革(=最高級の部分の革)をどう使ってどうなめして・・・なんてものはもう関係ない。知識としても必要ない。100万円とか大金を出せば手に入る。

 機械式腕時計で言えば、重力に逆らって正確にしかも超薄型コンパクトの機構を作るためにどんな職人がどんな作業で作っているか、な〜んて知らなくても、金さえ払えば手に入る。トゥールビヨンの1500万円の腕時計とか、手に入る。

 バイクで言えば、なぜホンダの新しいバイクが2000万円するのか。バイク乗りとしてのマナーやポリシーやあるいは歴史とか、そんなもの関係なく、お金を出せば買える。

 お金が有るから買うことができます! ・・・これは良いんです。でも・・・
 昔は、物に見合うだけの品格が所有者にも必要だったのだけど、それが無くなって単純に耐久消費財化した。
 ・・・リベラルアーツの欠如です(=広義には教養の欠如)。高価な物でも単なる消費財。

 で冒頭の、豊かになったら、サルに退化した! では淋しいじゃないですか〜。

 将来もし、ロボット全盛時代になったら、人間は労働から解放されてより知識的なことができる! なんて幻想で、実は、どんどん退化する。。。。これ、恐い、けどそうなるかも。

 自分も含めて「リベラルアーツ」がきちんと存在しているかというと自信がありません。
 さらに、社会の中で、これがこうも無視されてきているのはなぜでしょうか?
 ・・・現在の疑問です。真の大人がいなくなった時代とも言えるかも知れません。
   これが最近のモラルの低下や常識はずれと繋がっているんじゃないかと。

 ただ、リベラルアーツ=読み書きソロバンで一致できた時代は良かったのです。でも今や、判断基準がひとそれぞれ。ここに問題があるはずっ!
 コモンセンス(=常識)の不一致、と言う方が良いかもしれません。
「あなたの常識は、私の常識とは一致しない!」、残念なことに、こういう事が増えてきました。

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もうちょっとまとまりが欲しい文章ですねぇ。(小論文のテストなら、“可”あるいは“ぎりぎり良”ってところでしょうか。もうちょっと頑張りましょうとハンコ押されるかもしれません)
 → まだ未消化なんです m(_ _)m

でも、個人的には、50歳を越えた今、一つ分かったこと・決めたことがあります。
            ↑
        今、2歳サバ読んだ(^^;)

 リベラルアーツが自分と合わない友人知人は、、どんどん、切っていっても構わないかな、と。だって残りの人生の方が少ないし、今さら同年代の友人知人を意見するわけにもいかないし、相手がそれで考え方が変わることもないだろうし。。。
 代わりに、尊敬できる友人知人は、もっともっと、とっても大切にしなきゃいけないなと思っているところです。

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