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2016/10/05

崩壊はすぐそこ!介護保険制度が破綻したら?

先日、知り合いのケアマネさんから、こんなメールを頂きました。
「最近、(金銭的に)どうにもならないケースが増えてきています」

なぜかというと、どんどん介護サービスが縮小=個人負担が増えている、からですね。

〜〜〜〜
介護職員の給料の安さが問題になりますが、その問題よりも、大きな問題が、制度そのものの破綻!。。。。もうすぐです。
介護保険が無くなったら嬉しいですか? 悲しいですか?

絶対に「制度」は破綻しません。破綻するのは「個々の家庭・世帯」です。
つまり、制度の中身が縮小して、そのしわ寄せが個々の生活に影響する。
→これしか、あり得ないでしょ。

丁度、日航などの企業が破綻したとき、「企業年金を破綻させますか? それとも2割減で存続させますか?」
こう聞かれれば「2割減で!」と答える人が多いのと一緒です。
(日航以外の破綻企業でも、累積債務をかかえる企業でも、結局はこれと同じ解決法)

介護保険で言うと、
昨年、特養・老健の入所減免制度が「年金収入だけじゃなく、持っている預貯金も勘案する」というものに、縮小しました。
今年は同様に、「遺族年金も収入にカウントする」と変わりました。
もちろん、2割負担開始や、高所得者ほど上がる保険料アップも行われています。
でも全然(財源不足に)追いついていないのです。

過去、寝たきり老人などは、病院に何年も「住んで」いました。それでは健康保険がもたないと、介護保険が出来ました。
でも、今度は介護保険がもたないと、まず、要支援1・2を介護保険からはずします。
でもそれだけでは全然足りません。それほど高齢化が急速に進んでいるわけです。
(親の面倒をみる子供人数が少ないというのも、当然、関係しています)

「もし、介護保険制度が破綻したら・・・」
「制度の無かった昔に戻るだけね♪」と、気楽に答えられる人は、まれでしょう。
でも、「介護保険が無かったらどうしているか?」。これを想像しておくのは決して無意味ではないと思います。
で、同じ事が、年金制度でも言えます・健康保険制度でも言えます。

〜〜〜<一応、介護保険の良い面も書いておきますね>

私の子どもの頃、つまり、30〜40年ほど前、友だちの家に行ったら
「あっちの部屋に行っちゃダメ。おばあちゃんがいるから」
みたいな、座敷牢的生活をしている老人(たぶん今から思うと認知症の老人)が、そこそこいたように思います。

でも、
「介護保険が出来て、デイケアで自分の時間が出来るようになりました」
こんな声を聞いたことがあります。

現在の制度だときちんと介護認定を受ければ、デイケアやショートスティをはじめ、いろいろな介護サービスを受けることができるようになりました。そういう点では、介護保険制度は成功です。

でも、前述の通り、今やそれは成り立たなくなりつつある。。。。
こんな時に浅はかな人は「昔の人は、得だったね・良かったね」と言います。
いや言っても良いと思います。その通りですから。私だって言ってます。
ただ、それでは問題は解決しません!

繰り返します。介護保険制度も健康保険制度も年金制度も、
「制度は絶対に破綻しません! 破綻するのは個々の個人それぞれの生活の方です!」

これに対して、どれくらい個人で備えておく必要があるのか?
賢者ほど、具体化して「ここまでは絶対に、と個人で備えている」と答えておきましょう。(←どのレベルが「ここまで」かは人それぞれです。でも、「ここまでのレベル」を考えておくのも大事(※))

人口減少・GDPが増えない間は、常に意識しておくことをオススメします。

=====
※「ここまでのレベル」
例えば、「給料が毎年下がる、最初は昇給停止・去年は手当カット・今年はさらに残業カット。」・・・・こんな風に年々給料が下がった経験を持つサラリーマンも多いと思います。
この時に、どこまで下がったら転職を考えるか・どこまでならガマンするか。これを総合的に考えるのと同じ事であります。
 ↑
これを考えなくても10年以上サラリーマンを続けられている人がいるとしたら、それはある意味、幸せな人なんだと思いますヨ、今の時代では。

(な〜んか暗いこと書いちゃったなぁ・・・m(_ _)m でも私が65歳になる十数年後までもつのかどうか、結構疑問だったりするわけで・・・
冒頭の、
「最近、(金銭的に)どうにもならないケースが増えてきています」
これ、現場の声なわけです。)

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