« 銀行がサラ金を抜いた(消費者ローン残高) | トップページ | 貯金1000万円あると、特養には入れない?(老人ホーム入所指針の現実) »

2016/09/05

夜10時の京都駅にて、、、おせっかい?

 先週のこと。夜10時の京都駅。
 私の乗る嵯峨野線のホームは、一番端っこにある始発・終着駅の構造。東海道線のように京都駅を貫通していない。
 「発車まであと10分くらいあるなぁ」と思いながら歩いていたら、斜め前に白い杖を持った男性が、杖を床を滑らせているのが見えた。

「手引きした方が良いのかなぁ。おせっかいかなぁ」
 瞬間ためらったのだけど、つい先日どこかの駅で転落事故が起きたところだし、大体、この嵯峨野線ホーム。ちょっと狭くて柱があって歩きにくいことこの上なし。

 前に私が視覚障害者を手引きしたのは、、、たぶん、20年くらい前。
 白杖で床を滑らせているのは、たぶん、点字ブロックを探している。
 でも歩くスピードは、ほぼ健常者と同じだから、相当、歩き慣れている。
 ネクタイこそしていないものの、私よりきちんとした格好、鞄もビジネスバック。

「手引きした方が良いのかなぁ。おせっかいかなぁ。断られたら嫌な気分だよなぁ」
なんて思うものの、取りあえず声くらい掛けてみるかと、肩をトントン。

「よかったら、手引きしましょうか?」
「あっ済みません、お願いします」と即答。内心、ほっとする。

 列車はすでに結構つまっていて、お互い並んで扉付近に立つ。発車まであと数分。
多少でも見えるのか全く見えないのか、どっちだろう? 気になったのだけど、変なことは聞かない方がエチケットと思って、黙って誘導に徹することにする。

「どちらの駅までですか?」「花園です」
「うわ、私と同じ。駅からはどっちの方へ?」
「北の方へ」
「それは私と逆だなぁ。じゃ、駅の改札出るまで誘導しますね
 いつも階段ですか? それとも エレベーター?」
「階段で下りてます」

 列車を降りたら、移動困難な人なら他の乗客の移動が済んで空いてからにするのだけど、この人なら普通に歩けそうと、他の人には構わず肘持ってもらって歩く。後ろからほんのかすかに、困惑している視線を感じるが放っておこう、どうせ1階までの短い時間の話。(それにしても、階段の幅狭い。むりやり上りのエスカレーターつけたのか階段の幅がない@花園駅。二人並ぶと幅一杯。)

「ありがとうございました」
「雨降ってるみたいなんで、気をつけて行ってくださいね」

〜〜〜〜

 後から、「こっちはどんな風貌の人か分かってるけど、向こうはどんな人に誘導されてるのか分かんないんだよな」、なんて思った。
 知らない人について行っちゃダメ! なんてテレビで流れてますが、誘導しましょうかと声掛けられて、お願いしますと即答する人・即答しなきゃいけない人もいるんだよな、なんていうことも考えたりした出来事でした。

 →する方もされる方も、どっちも勇気がいるんです。

 でも、「こっちがやって上げるんだから有り難く受け取れ」的な対応をする人もまだまだ多い。

~~~~
 でだ!、今の時代、もし子ども一人で泣いていて「ボクどうしたの?」と連れて行くと誘拐扱いされる。

 ・・・何とかならんのかなぁ、どうすれば良い方向に向かえるんだろ?

【追記】
 ちなみに、この方、列車に入って「この辺で立ってましょうか」と居場所を確保したとたん、すぐに白杖を折りたたんで鞄にしまいました。これはつまり・・・
 →障害者だからと席を譲って貰う気はないってこと。だってこの人は、目が悪いんであって足が悪い訳じゃない。

これ、この人のプライドだと思うんですよね。
 (まだまだ多くの人は障害者というだけでひとくくりに考えちゃうし、だから「有り難く受け取れ的行動」になってしまう。心は善意なんだけど、本当にその人のことを考えている訳じゃない、ちょっと足りない。)
 実は、ライフプランの相談でもそう、相手の言葉の裏側を考えなきゃ本当に優れたプランは作れない! → 私が相談に来られるお客さんに最初に言う「頂いた情報からしか作れません」と言う意味はこういうことを含んでます。

|

« 銀行がサラ金を抜いた(消費者ローン残高) | トップページ | 貯金1000万円あると、特養には入れない?(老人ホーム入所指針の現実) »

もったり日常・あっさり日常」カテゴリの記事