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2016/08/17

無縁社会では、介護保険の申請・使い方を知らない人が結構いる

「今日、うちの親、介護認定のための訪問調査です。」
と書いてみて、「これ何?」と思う人も世の中には結構いたりします、かね?

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普通に地域社会の中で、普通に会話がある人は、なんとなくでも介護保険の使い方はどこからか情報が入ってきます。でも、一人暮らしの高齢者や夫婦だけの生活で外と会話がなかったり新聞などを全く読まなかったり、こういう人は、介護保険をどうやって使えば分からない。

病気になると、健康保険証を持って病院に行きます。健康保険証は自治体から送られてきます。でも、介護保険証は最初はありません。ここでどうしたらいいか分からないというか、申請方法や使いかたを知らない人もいるというわけ。

(1)自治体に介護認定の申請(保険課とか福祉課とか、最近は地域包括とか言う)
(2)自治体からの訪問調査
(3)主治医の意見書(主治医がいない人はつくる、照会してもらう)
(4)自治体内部(一応審査会という名前)で、介護度合い(要支援1~2、要介護1~5)を決定
(5)晴れて、介護認定された保険証がやってくる

基本はこの流れ。これが済んでやっと、

(6)介護度合いに応じて、ケアマネージャーがケアプランを作る。
  ま、現実には、介護度合いの限度額以内で使えるサービスを考える(生活介助(食事と掃除とか)、訪問介護・訪問リハビリなどなど)
(7)定期的に、状態をチェック。

無縁社会の現在では、こういう流れを全く、知らない人もいるのです。
だって、結構長い介護保険制度とは言っても、平成になってからの制度ですから。

一人暮らしで、ずーっと90歳までやってきた。
→病気や介護で一人暮らしは大変になった。でも介護保険の使い方を知らない。

社会保障の予算が増大する中で、一方でこんなセーフティネットから漏れる上に、漏れたことに気づかない人がいる。
最初のきっかけが、病気やケガなら、医院・病院から介護保険の情報を聞くでしょう。でも、大病で即入院で、そこから上の(1)~(5)をするのは結構大変で、だれかが代わりに動かないと話が進まない。逆に軽いケガすぎてそのまま退院して、でも介護保険が使えるのに生活不便のまま、という人もいる。

これから高齢化&無縁社会が増えるなかで、この部分のネットをどう構築するのかもかなり大きな問題ではないかと思ってます。すてに一人暮らしの高齢者世帯を民生委員や消防署や警察署が訪問したりする活動もありますが、制度的にはちょっと弱いのが現状。

・・・なのに、年金から自動的に保険料を徴収するシステムを作った人はある意味、天才!

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もっとも、障害者認定(申請)だって同じです。大体、日本のあらゆる制度は、申請をすることから始まります。
太陽光発電の補助金だって、エコリフォームの補助金だって、その昔の、エコポイントもそうでした。

金銭的な面としては、当然ファイナンシャルプランナーも知っておかなければならない部分も結構多い。(というか、関係するから多少の知識を持っているのだけど)

無縁社会から起こる、情報格差。このセーフティネットから漏れる人をどう救うか。

~相談できるご近所さんがいない~
これ、もの凄く大きな問題までとは言わないまでも、無視して良い小さい問題でもないと思ってます。

(お盆の季節なのでちょっと思ったが、宗教界(檀家制度)もこれを担えるんじゃないのかなぁなんてもちょっと思った。がそんな動きはまだ聞いたことがない。
 →檀家減少は、これからもの凄く大きな問題なはず@宗教界、だと思ってるんだけどね。)

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