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2016/06/17

住民税が10倍に(年金220万円の夫が妻を亡くした例)

今日はもう一つ住民税の話題です。旬だから。
先ほどの「森林税」だけだと京都府民以外の人は関係なくて寂しいし。

「住民税が10倍になるなんて」みたいな話。
・・・昨年は5000円だったのが、今年は5万円、とか。

ここでは例として、68歳同士の夫婦
奥さんはほとんど専業主婦だった典型的な家族スタイルの場合です。

  

夫(年金220万円)・妻(年金80万円)のときの
  「所得税と住民税と健康保険」がどうなるか?

妻が亡くなると、妻の年金分、世帯収入80万円が減るのは、良いですよね。
でもこの時、健康保険はあまり変わらないのに、所得税と住民税が大きく増えるのです。

ざくっと試算してみると、

 夫(年金220万円)・妻(年金80万円)=世帯収入300万円
  所得税 4500円、 住民税 5600円、 国保(二人分) 15万円

妻が亡くなって一人暮らしになると

 夫(年金220万円)=世帯収入220万円
  所得税 25000円、 住民税 56000円、 国保(一人) 13.4万円

→ すなわち、ほとんど専業主婦だった奥さんが亡くなると、世帯収入がドーンと減るのに
   所得税は 5倍に!
   住民税は 10倍に! なります。
  (京都市の場合で計算しました。医療費控除や生命保険料控除などは入ってません)

(この話、上にピッタリ該当するような人にとってはなんて制度だ!なんて思いますよね。でもこれ、共働きでそれぞれ税金も保険料も一杯払っている人は、専業主婦って元々すごく得なんだなぁなんて思うわけです。一般には(サラリーマンも含めて)、1〜2割が税金とか健保で無くなると思っておけば良いと思います。

※税金計算に詳しい人向けに少し説明を加えます。
 年金等特別控除が120万円、これに配偶者控除(老年配偶者控除48万円)と基礎控除38万円を加えると、控除合計206万円。さらに社会保険料控除(国保)をいれると、上の数字が丁度境目になって、税金が急変するのです。  )

===では、逆に、夫が先に亡くなった専業主婦の場合はというと、
    (こっちは安心してください♪)

  世帯収入は約6割の180万円
  所得税・住民税は遺族年金で非課税になるので所得なしで税金なし
  非課税世帯になります。   →健康保険は、2万円くらいかな。

(近年、遺族年金=非課税の考え方を変えようという話もあります。なので将来、税金はともかく、健康保険・後期高齢者保険料の算定には影響してくるかもしれません。)

〜〜〜〜〜

もっとも、年金は支給する時に、先に税金も健康保険も引かれて支給されます。で、もちろん、今の季節「住民税が上がった」という話もよくお聞きするのですが(※)、それよりも、

《妻が亡くなった、夫の場合》
 「収入が減って大変」という方よりも、
 「家計管理そのものが大変」という方が多い

《夫が亡くなった、妻の場合》
 「収入が6割になって大変」という方が多い

ような気がしています。

夫婦同時に死ぬことは、まずありません。だから、いろいろ準備して良い老後にしてくださいね。←終活でお墓のこと考えるより、ずっと大事だと思います。

ちなみに全然関係ないですが
 「年金からも所得税が引かれるのか」とか、「年金からも住民税が引かれるのか」とか
 「年金から介護保険料が引かれるのか」とか、おっしゃる方も世の中にはいます。

(※6月は、住民税納付書が送られてくる季節ですから。ちなみにもう少ししたら国保もやってくる(;_;) )

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