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2015/12/18

相続;親の不動産を売ったら税金が…得した兄と損した妹の話

将来、親の家を売る可能性があるのなら、税金も考えてね、という話。

二つの不動産をそれぞれ兄妹が相続して、平等に分けたと思ったら、あとから税金で大きな差が付いた、という話です。

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高齢夫婦とその息子と娘。
やがて、親の片方が亡くなる。一人暮らしでは不便出し心配だし体が辛くなってきたからと、子供の近くに引っ越すことにする。小さな家や古いマンションならそんなに高くない。
・・・・こういう場合、娘の方に行くことが多いような気がする。

やがて親は、将来「死んだらどうしようか」なんて考える。遺言書を書こう!と。
   元々の実家  (時価1500万円)→ 息子に譲る
  買ったマンション(時価1500万円)→ 娘に譲る

これで、子供二人どちらも平等! なんてならないのです。
息子も娘もすでに家がある、だから、相続すればお金に換える。ならば税金を考えなければいけません。時価1500万円の財産ではないのです。

(※遺言書は関係ありませんm(_ _)m。ありなしに関係なく、こんな風にわけたとしたら、です。)

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不動産を売れば、「儲けに所得税」がかかります。
これ、貰ったから丸儲けではありません。親の買った値段がポイントになります。
相続では親の「取得費も相続」されるのです。

  ●実家は古い昔の値段・・・>> 兄が手にするのは1300万円
    買った時は300万円(←土地のみね。家は古くて価値0とする)
    1500万円で売れば、差額1200万円×税率で税金がかかる。
    もっと古くて、お爺さんが住んでた昔からの家、だったりすると
    いくらで買ったか分かりません。こんな時は売った値段の5%で
    買ったことにすると税法には書いてます。(たった5%です!)

    例えば、15%の税率(※)で、約200万円の譲渡所得税
      つまり、時価1500万円と思っていた不動産は1300万円に。

(※土地に関する譲渡所得は、いろいろ計算があります。5年以上持っているか
 自分が住んでいたか、などなどで変わります。)
 
  ●一方、マンションを買ったのは最近・・・>> 妹は丸々1500万円
    地価は全国平均では下がっているので、買った時よりも安い。
    1500万円で売っても税金ゼロ。
      妹は、1500万円まるまる手に入る。
   (※※簡単のために、不動産登記や、売買手数料は省きました。)

つまり、売却まで考慮すると、兄・妹の金額差は200万円を超えてくる。
これ、もっと規模の大きな不動産・地価の高い不動産ならそれだけ大きく影響が出てきます。東京・大阪など地価の高い不動産だと軽く3〜5倍になりますよね。
金額だ1000万円! 
兄弟で1000万円からの財産が違うとかなったら嫌じゃないですか?

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納税とその後の利用まで考えて財産を分ける! 相続の基本です!

こういうこと考えて分ける人、あまりいないように思います。相続人がテキトーに分けて、あとから、「なーんか損したような気がするなぁ」なんて思うことの方が多い。
 ・・・現実、親が亡くなれば気持ちはそれどころじゃないですから。

でもってひとつ言っておきたい事がある!
相続税増税以降、「節税」から入る人が増えてます。・・・違います!
基礎控除以上に財産があって相続税がかかる人は、納税資金の確保から始めて下さい! でもって、どう財産を使うのか(死後の利用法)。ここも含めて考えると、みんなが喜ぶ相続が完成します。

  基礎控除が引き下げられた → 納税額アップ → その資金の確保

その後に、じゃあどう節税しようか? いや、その後の利用法は? と考えて下さい。そうすれば、みんなが幸せになる相続が可能になります、争続なんて無縁です。

※今回は、不動産の話に絞ったので、相続の預貯金ことは書きませんでした。
なので上の例だと、相続税はかかりません。(相続人二人で4200万円の基礎控除)
それでも譲渡所得に税金が関係してくるという・・・

<相続税の話と土地を売った時の話を混ぜて書いたので
 ちょっと分かりにくくなったかも知れません、ゴメンナサイm(_ _)m>

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