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2015/10/18

ペット(柴犬)を「安楽死させて良かった」と思う事

ペットの安楽死!たぶん、多くの飼い主がいろんな場面で苦悩しているのだと思います。

 ・人間が死期を早めるのは、人間のわがまま
 ・犬自身は早く楽にしてもらいたいのに、苦しむ姿を見過ごすのも、人間のエゴ


  ペット人口、犬も猫もどちらもおよそ1000万匹。
  犬猫あわせると、日本の子どもの数より多い数です。

ペットが自分自身では喋れない以上、だから、飼い主が最善を考えてやらねばなりません。

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前回の記事で

>実家の柴犬16歳4ヶ月。体重はこの半年ほどで、13kg→7kg。
>緑内障&義眼・ヘルニア・腫瘍、、、、金のかかる犬でした。
>昨日、犬を看取りました@病院で

これで、「安楽死」だと想像した人も、3人に一人くらいいるんじゃないかと思いますが、とても重い選択でした。10/14の夜、20時前に看取ってやりました。

この数ヶ月、昼夜問わずに、何度もパニック状態で、バタバタ・ハァハァ状態を経験してその度に「大丈夫だよ・大丈夫だよ」と抱きしめてやったことがどれくらいあったか。で何とか落ち着かせて寝かしつけると、早ければ5分間、上手くいけば2〜3時間くらいは静かにしていてくれる。
この繰り返しで、でも、だんだんと頻度が増えてきました。
丁度、ディケアの車に乗りたくないと、泣き叫んで暴れている痴呆老人と同じです(←表現が悪い? m(_ _)m)

痛みなのか、動かない体に身もだえしているのか、お腹すいたなのか喉乾いたなのか、おしっこなのか・うんちなのか、、、、パニック状態から落ち着かせるまでに早くて30分、散歩をさせたり餌(おやつ)を食べさせたりとか、一通りすれば1時間ほどかかる。

とくに、自分で立ち上がれなくなった9月中旬からはほぼずっと半径5m以内には誰かが付いてるような状態。
  ・・・・赤ん坊がいるような状態ですね。

「長期戦でこのまま衰弱死のパターンかな」と覚悟していたのですが、10/13の夕方から突如いつもとは違うパニック状態になりました。
ワンワンキャンキャンに加えて、ウォーンウォーン。そして、いつもとは違う首のねじれ方。
これも表現が悪いかも知れないけれど、脳性麻痺の患者のような感じ。(←身近に脳性麻痺(CP)の方がいて不愉快に思えたならゴメンナサイです m(_ _)m)

「また、軽い脳障害が出たな」と思いつつ、クリニックに電話するも、あいにくこの日は院長がお休み。
この病院は、長年お世話になっているのですが、メインの先生とサブの先生で、めったにお休みは取られないのだけど、運悪くそれに当たってしまったようで、
「明日の朝、一番で来てください。」と。

仕方がないので、人間用の精神安定剤を水に溶かしてスポイトで飲ませると、幸いにもすぐに静かになってくれた。でも、3時間しか効かない。(←いつもは2時間以内に起こされるので、実はいつもよりよく寝られた)

これを何度か繰り返したすえにやっと朝、暴れる犬を抑えつけて貰わないと運転ができないので、母親にはカワイソウなのだけど同乗してもらって、朝一番でクリニックに連れて行く。

〜〜〜次々やってくる他の患者さんたちの
  「うわぁ、今日は、大変そうな犬が来ているぞ」という痛いほどの視線を感じつつ
   こちらは抑え込むのに必死。で2番目に診察室へ
〜〜〜

「とりあえず今は、睡眠剤とステロイドを強めに打ちますので、今晩19時、最後の患者で来てください。」

ステロイドが効いているのだろう、いつもとは違う安心しきった表情。初めて脳障害のときに平衡感覚がおかしくなって3年弱。この間には見せなかった安心しきった表情です。

連れて帰って寝かせてやっても、時々、睡眠剤でぼーっとしているであろう頭で、手をバタバタさせる。庭に連れて行くと、オシッコ。
興奮状態じゃない普通の状態は実に久しぶり。(もちろん立てないので寝たままだけど)
大好きなドッグフード(ちなみにシーザーの高齢犬用)やミカン汁を絞ってなめさせてやる。
  ・・・この穏やかな時間がなかったら、たぶん今でも悩んでる。

「今年初物のミカンだよ。初物たべると75日長生きするなんて、ウソだよね〜」
まだ頭が壊れる前は、何故かミカンが好きな犬でした。
目が見えないのに、香りでわかるのか、こちらがミカンをむき始めると必ず近寄ってき「チョーダイ」と、ねだってきていた犬です。

〜〜〜〜

診察受付終了ぎりきりの19時に連れて行くと、待っている患者さんは他に二人。
順番を待っている間、これから何が起こるか知らないままに腕の中で眠っている愛犬。

「こんな穏やかな表情なんて、、、、これが本来のお前の顔なんだね、
 この3年、ちょっと頭が故障していたけど今は薬のせいで元に戻ってるね。
 このまま逝かしてやるからな」

もしあの日、院長が休みでなく、【すぐ連れてきてください → 麻酔 → 安楽死】
であったなら、本当に良かったのか、と後悔が残ったような気がします。でも、ほんのわずかであっても穏やかな時間・本当の愛犬の顔を見ながらが過ごせたのはある意味ラッキーでした。

 ・脳障害で3年、痴呆がかなり進んで感情が無くなってきた事、
 ・鼻の横の腫瘍がわかって約4年。この半年で体重が急減して4割減った事、
 ・16歳を越えているという事、
 ・最近、自分で立てなくなった事、
 ・家族みんなの同意

この5点、どれが欠けても決断出来なかったと思います。総合的な判断です。
(これに加えて、・両目失明、・目覚めてもワンワンキャンキャンの繰り返し
 あと、毎週の、京都(自宅)→奈良(実家)→大阪(姉の家)の往復も)

前回のブログで愛犬の話題は最後にするつもりでしたが、後からいろんな人のブログなんかを見て、「何が何でも人間が死期を早める事は許されない、後悔が残るよ」という意見も多いようなので、あえて、私の例を挙げました。

たぶん、表題をみてギョッ!と引いてしまう人も多いんじゃないかと想像しています。
と同時に、安心したり決断できたりする飼い主さんもいるんじゃないかとも思っています。
(本当は、安楽死だったかどうかも伏せておくつもりでした。)

冒頭に書いた
「犬が自分自身では喋れない以上、飼い主が最善を考えてやる事」
が最大の愛情だと思っています。そして、愛犬には、その飼い主の決断を受け入れて貰うしかありません。そう思っています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

だいぶ、心の整理が付いてきました。

あちこち散らかってしまった玄関や庭や車を掃除・片づけをしながら、
「なんかどんどん痕跡を消して行ってるみたいだなぁ」と寂しく思うと同時に、その記憶を上塗りしていく作業の連続。
  ・・・なんだか失恋直後と共通点があるな、なんて思っているところ

犬3匹目、たぶんもう飼いません。次は、熱帯魚か金魚くらいにします。

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