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2015/06/18

海外M&Aする会社にまで、法人税減税する必要あるのか?

企業のM&Aが活発です。国内は成長が望めないから当然です。
   ・・・でも、ホントにそうなのか? 

アベノミクスで円安になった、企業は好業績になった。
  →雇用に回さず(ちょっと回したけど)、M&Aに回している。

そりゃ、儲けた金を企業がどう使い、どう投資して、今後の収益をどう考えるか、これこそ経営者の手腕。でも、そんな企業にまで法人税減税する必要があるのかと?

だって法人税減税は、安倍内閣のお約束ですが、それは、日本で投資して貰う(設備も人も)ためのものだったはず。

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企業の巨額買収・M&A、ちょっと前のニュースだとこんな所でしょうか?

 ・ソフトバンク
    ボーダフォンを巨額買収(1兆7000億円) 2006年。
    スプリント(アメリカの携帯会社)を1兆8000億円  2013年。
 ・JTがギャラハー(イギリス)を2兆円で買収。2006年
 ・サントリーのビーム(アメリカ)を1兆7000億円で買収したのが2014年

保険会社関係だと、

 ・東京海上がアメリカの保険会社HCCを9400億円で買収(先週発表)
 ・第一生命が  〃  プロテクティブ生命を5800億円で買収(今年2015年2月)

あと、製薬業界も大きなニュースがあったような気がします・・・

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ロイターのM&Aニュースによると、

  # 日本企業の海外M&Aは、2015年第一四半期(1〜3月期)で369億ドル。
  (http://viewpoint.thomsonreutersjapan.jp/post/115916373999/2015-1-m-a)

日本円にすると、4〜5兆円ペース。
年にすると、10兆・20兆円。(数年間累計すると、凄い額かも)
GDP約500兆円の2%分とかに相当します。もしこの金が国内で回っていたら内需はもっと良くなるはず。

企業としては、国内の設備を増やしたり雇用を支えたりするよりも、海外に投資した方が儲かる!と言うカネ勘定で、それはそれで良いと思うのですが、国の税制がそれを後押ししなくても良いんじゃないかと思うわけで。

単純に企業儲けすぎ、企業からカネを取れ! なんて言う気はありません。

ただ、そういう会社にまで法人税減税の恩恵があって良いモノなのか、それより、国の借金を返す方が良いんじゃないかと思うわけで。

企業という法人(法人格=人としての)社会的責任って何なのだろうなと、ちょっと考えてしまいました。←今国会で話題の派遣法改正法案とか、残業代ゼロ法案とか、金銭解雇法案とか。

※それぞれの3法案は、個人的には間違っているとは思っていません。
 でも、その前に、企業の社会的責任の議論がないのじゃないかと感じているわけでして、その一つに法人税減税も入っているのかな、と。

〜〜〜〜〜

昔、法学の授業で習いましたよね。

 人には2種類ある、自然人と法人。でもって刑事罰は自然人のみ。
  ・・・(理系の私でも習ったから普通の人は習ってますよね〜たぶん)

法人としての社会的責任。
企業が大きくなるほどに・グローバルに展開するほどに重要になるはずなのですが、どこかで置き去りされているような気がしてなりません。

例えば、JR福知山の脱線事故。あれだけの事故を起こしても、誰一人(個人としては)責任は問われない。ならば、法人としての責任(例えば、制裁金のような)が問われても良いんじゃないか、と思っています。

【人→会社(組織)→社会→国→世界】
  (社会科の授業って、本来、こういうことを習うはずじゃないのか?)

済みません、まとまりのない愚痴でしたm(_ _)m

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