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2015/05/28

老健・特養入所者の料金減免、「貯金1000万円」でウソついたらどうなるか?

時代の2歩先を行くtakです。
2015年8月から介護保険で「貯金1000万以上なら」ってやつ。
    ↑
 これ自体、知らない人がまだまだ多いと思います・・・

 とりあえず、この「資産要件」は、老健や特養の入所者の利用料が対象です。ショートステイも含みますが、「入所」以外の人にはこの資産要件は関係ありません。

 (→この8月から収入によって1割負担→2割負担に変わるモノとは別物です。)

【過去記事】
 ●介護負担に貯金1000万の資産要件追加;特養多床型で月3万円アップ  (2015/04/30)

で、この資産は一応、自己申告です。
このときウソ付いたらどうなるか? が今日の本題。

結果を先に書きます。
  ばれたら、倍返しです! 厚生労働省から基準が出ていました。(2015年3月末)

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2015年8月から、老健や特養入所者の利用料が上がります。というか正確には、今まで減免されていた人については、「貯金1000万円以上あるなら減免しませんよ」、に変わります。(もっと正確には「減免」ではなく、「利用限度額」の基準です。)

(利用介護サービスや介護認定の度合いにもよりますが)
まあ、おおむね、今の支払額が12万円前後の人は減免されていないと思います。

それ以下の人は現在減免されているので、12万円±2万円になると思ったらいいでしょう。
(人によったら、今まで6万円が12万円、なんて言う人もいそうです。)

さて、この貯金、単身なら1000万円、夫婦なら2000万円の範囲ですが

  ・預貯金
  ・有価証券(投資信託)
  ・金・銀など容易に時価が分かるもの
  ・タンス預金・・・・これが一番ごまかしやすい
  ・負債・・・・・・・これはマイナスの資産

 資産に含まれないのは、
  ・生命保険
  ・自動車資産
  ・絵画骨董
      →これらは入りません。
(書いてなかったけど、自動車が含まれないんだったら自宅不動産も含まれないんだよね、たぶん。asahiの昔の記事では含まれるなんて書いてあったけど。。。でも収益賃貸物件はどうだろ? 時価3000万円以上の不動産なら・・・という議論があったと思うのだが。)

夫婦で世帯分離していても、実質で判断。ただし、親子は関係なし。あくまでも夫婦のみ。
で、夫婦で見るから、<妻 年金なし・夫 年金300万>とかいう場合が資産要件とは別の所得要件で引っかかってくる。
(※夫婦の世帯分離は後述)

【追記2016年9月21日】・・・1年経つのにいまだにアクセスが多いのでこちらもどうぞ。

  ●特養入所、資産1000万以上に引っかかる時の対処法 (2015/06/15)

・・・なお、私は、目先のことだけでなく、将来にわたる相続まで、その人自身がどうすれば幸せになれるかを第一に有料にて御相談賜ってます。

 本人とその家族が最大限幸せになるにはどうすればよいか?
 例えば、贈与するにしても家がある長男とそうでない次男、どう分けて贈与すればいいか、、、など。リンクは右上の「ご相談窓口(有料相談)」からどうぞ・・・宣伝です。m(_ _)m

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京都市のHPに、資産要件でウソ付いたときの罰金(正しくは、加算金)が出ておりま
した。
  ・介護保険法第二十二条第一項の規定に基づき厚生労働大臣が
   定める基準の公布について(PDF形式, 258.34KB)

 www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000149/149975/vol.476.pdf

不正の行為を行った場合は、

  不正に受給した額の1倍以下の加算金
    悪質な場合は、2倍以下の加算金
 

これに、不正分の返還もいれると、ひょっとして3倍返し?
で、ちゃくちゃくとマイナンバー制度で資産を把握しつつある国税庁。

タンス預金するのなら今のうち?
つーか、一時払い終身保険を薦めますね。(でも、年齢的にも身体的にも入れない人が多そうですけど。)

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※《夫婦の世帯分離》
 民法上は、皆さんご存じのように夫婦は一心同体。契約でも日常生活の範囲内なら配偶者の名前で出来るし、離婚しても婚姻中の財産は共有・半々という扱い。しかも、遺族年金受給時には生計が同一という条件があるので、普通は世帯分離しません。

 が自治体の配慮で、片方が特養に入った時点で、(利用料を下げるために)
 世帯分離を奨める自治体もあります。(特に、一般的に「年金の少ない妻」が
 施設に入居する場合)

で、今回、そういった自治体でのバラツキを無くすために、厚労省が指導したのではないかと思います。(・・・つーか、一番税金負担が少なくなる案に統一したんじゃないかと)

【追記】
介護負担! 以前にこのブログで何度か書いていますが、2015年の8月から、
2つの大きな変更がありました。

 (1)自己負担 一律1割 → 収入によって、2割の人もできた
   (年金のみの収入なら、単身で280万円・夫婦で346万円以上の人が2割負担)

 (2)入所施設利用(ショートステイ含む)の負担限度額に、資産要件が追加!
   (貯金があるけど年金が少ない人は、限度額で減免されていたのが
    単身で1000万円以上の貯金がある人は、減免をはずれることになった)

 

この(1)(2)をごっちゃにして、「貯金があるから、毎月の介護負担が2倍になるのか?」と誤解している人が、結構いらっしゃいます。

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