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2015/01/14

相続時精算課税で貰った土地・金は、相続放棄時には返さないといけないか?

(昨日に引き続き、相続税関係の話・・・)

相続時精算課税 と 相続放棄!

「相続時精算課税」というのは、「死んだときに相続税を計算しますよ」という制度。とりあえず貰ったときにはかなりの控除がありますから控除内ならば贈与税はかかりません。

  →あとからかかるという仕組み。この仕組みをいまだに誤解している人が多い。

で次に、相続放棄。
多くあるのは2つのパターン。

「昔、一杯貰ったから放棄するね♪」というのが、相続放棄の一つめのパターン。
結婚式の時に、一杯貰ったし、親が死んだときに、兄が妹に「相続放棄のハンコ押せ」というのは良く聞く話。
二つめは、“マイナスの相続=借金を相続した”というとき。
相続放棄するのは、この2つのパターンが圧倒的。
(家督相続で、長男が他の兄弟に相続放棄を強要するのも良く聞く話ではありますが・・・
 「オレが全部貰うんだから、親の面倒見て他のはオレなんだから。みんなハンコ押せっ!」ってね)

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で本題。昔、一杯貰ったときに、相続時精算課税を利用した人。
この人が、相続放棄時に返さないといけないか?

・・・フツーは、大丈夫です。ただし、精算課税の分は、相続税の税金計算では含まれて、相続税を払う必要があります。(だから、精算課税を使って得になるのは、相続時にも税金がかからない人か・税金を後から払いたい人、だけ(※))

で、フツーじゃないときが、たまにある! ここ要注意。
元々、親に借金が多かった。返済を免れるために財産を移動した、という場合。
これは債権者から、詐欺か何かで訴えられる可能性があります。そして、もちろん裁判で負ける。
(もっとも裁判になるときはもっとややこしい。夫が借金返済に困って、妻に財産を移動して離婚。。。。。裁判になると勝つか負けるか、ま、状況次第、だと思う。)

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返済を免れるために財産を移動した、、、これ裁判で負けるのは当然ですよね。
でも常識はずれな人も多いんですヨ。
この前、ネット相談のページをうろうろしていたらこんなのがありました。

「もうすぐ、子供が生まれます。でも嫁は実家に帰ったままで、連絡もなし。
 ほかにもいろいろあるのでもう離婚しようと思います。
 生まれる前だと、扶養の義務もない! と親が言っているので」 
  ・・・親にしてこの子あり。
   (このページでは、この相談者が、無茶苦茶に叩かれてました(^^;))

あと、本文と関係ないですが、世の中には
「死亡で銀行口座が凍結される前に引き出せば相続税はかからない」
なんて言ってる人も、ま、中にはいるし(^^;)

 ・・・相続税は死んだ時点の財産(基本、時価)で計算します。
   ただしっ! 凍結される前に葬式代程度は引き出した方が安全は安全かも。
    →葬儀屋に「支払い待って」という人も多いらしいから。
    →葬儀代は確定申告には関係ありません。関係するのは相続税。
   (親の葬式代を出したんだけど年末調整とか確定申告はどうするの?なる
    検索が結構ある。)

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※今年から相続税の基礎控除が縮小されました。
  今回は周知期間が長かったですが、あとからこんな縮小されると、
  相続時精算課税を使った人にはえらい迷惑、だと思います。

(今週は、相続税特集です♪・・・最近、検索増えてますから)

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