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2015/01/29

どっちが正解?「人件費はコスト?人材は宝?」

『人件費を削ることにより、
 安全と信頼をも失っていることに
 誰かが気づいていたはず』

偶然通りすがった、とある方の数年前のブログを見ていて、ドキっとした言葉です。
どこの会社とか、どの製品とか言うつもりはありません。
最近、つい数日前のニュースでも、あるいは、ここ数年のニュースでも事件・事故でも、いろんなところで「これが該当するんだよなぁ」、とドキっとした言葉なのです。

ベストセラーの「海賊とよばれた男(百田 尚樹著)」の冒頭に、人材の話が出ています。(※1)

人材という宝!  なのに、いつのまに、人件費=コスト の時代になっちゃったのでしょうか?

コストか宝か? これについては、私の中ではもう答えは出ています、「宝でありコストである。」。両方考えないと、経営者じゃありません。
そして、バブル以降だけの話でもなく、おそらく、ずっと昔からそうでしょう。昔から変わらない。ただ、組織が大きくなれば隅々まで目が届きにくくなる、これは言える、絶対言える。

一方で、人件費=コストという考え方が急速に増えてきているのも事実。仕事をマニュアル化して誰でもすぐに即戦力になるように・・・・なんてちょっと前に流行った。別に小泉構造改革が悪かった訳じゃない。

でも、本当の人材・大切な宝は、マニュアル外のところの仕事をどうさばくか・さばけるか、で決まる。そして、マニュアル外だからこそ、その時その場所で、各人の力量が試される。

伝統産業もふくめて、現代のチェーン店方式・フランチャイズ方式のお店であっても、マニュアルに無い部分は、知識と経験が頼り。そして、こういう世界は数多くあるはず。

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冒頭、ドキッとしたのは、「誰かが気づいていたはず」っていう部分。

「これ、ヤバイんじゃない?」「大丈夫か?」
    こういうことに声を上げられるかっていうところ。

これまでニュースでは数え切れないくらい社長さんとかが「ゴメンナサイ」して、その時、マスコミさんのカメラのストロボ&シャッター音が、パシャ・パシャ・パシャ。これで終わり。

「誰かが気づいていたんじゃない?」 
この質問をしないのは、何かの不文律・お約束、なのでしょうか?

人材=コストか宝か、の論議よりも、
(企業内で)声をあげられるのかどうか? の方に関心があるのです。(※2)

※1 済みませんm(_ _)m、「海賊と呼ばれた男」、読んでません。
   読んでないのに何故中身を知ってるか?・・・オイラは魔法使い(^_^;)
  (実は病院の待合室に置いてあって、冒頭部分だけ、流し読みしました。
   今度じっくり読んでみたい本リストに入ってます。)

※2 個人の声は、組織の外だと結構、出せたりする。
   だいたいネットというのは、かなりの事が大胆に言える。Twitterで思わず
   つぶやいちゃって、あとから大騒ぎ!なんてよくある話。
   企業内・組織内で声をあげられるルール作りには難しいものがあるはずで
   言う方も言われる方も一定のルールがないと、はちゃめちゃな会社になる。

最近、といっても、ここ十年くらい、
  「人件費=コスト」とか、「派遣=使い捨て」とか、

短絡的な話で先に進まない歯がゆさがあります。
本来、人材って、そういうものじゃないでしょ。
    ・・・ これもたぶん、気づいている人は多いはず。

そろそろ来年の賃上げのニュースが出てきていますが、連合って組織を構成する企業群も、中身は随分と変わってきてるんだから、一度

「人材(あるいは人材教育)という意味を、どう考えてるんですか?」

と回答要求しても良いんじゃないかと思ったのでした。・・・きっとそれぞれ企業独自の答えが出るんじゃないかと。

(で質問の答えが、「必要な人はよそから取ってくる、不要な人は切り捨てる!」なんて言われたら労働者は辛くなりますが…労働力のコモディティ化(商品化)ですね。)

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