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2014/08/29

孫に贈与;祖父の土地を譲って相続税を一回飛ばす裏技

最近、相続税関系の記事が多いです。来年から基礎控除が減るから、資産のある人は大変!
で、相続税を一回飛ばす裏技です。

 登場人物は、「祖父、その子、そして、孫」

いま、子が家を建てようとしています、その時のお金の話。(でもって祖父は結構お金持ち、という時の話)

相続時精算課税を使って、

  祖父 → 子に現金(ここでは本人ね)
     → 孫に土地(ここでは、子の子ね)

2000万円以内の非課税枠を2回使う上に、かつ、冒頭書いたように、土地については相続税を一回飛ばせます。贈与税の非課税枠内というのがポイントです。

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でも、あんまりは勧めません。(・・・・せっかく書いたのにナゼ?って)
勧めないのには、3つの理由というか、観点があります。これ以外の時ならOK。

 (1)子・孫が多い時
     あとからどこかから文句がでる。

 (2)将来どうなるかわからない
   (a)財産が増えて、相続税がえらく損になるとか。
     ※相続時精算課税は一度使うとそれ以降ずっと対象になって
      暦年課税(毎年110万円の非課税)が使えなくなります。
   (b)離婚や不本意な結婚、病気ケガよる家族構成・住居構成の変化に
    対応しずらい。

 (3)そもそも相続税精算課税が有利な人は少ない。
    でもま、都会で家を2〜3軒持っているくらいの資産規模の方が有利。
    これなら他の方法で節税できる。

以上の逆なら、アリです! 子・孫が少ない、文句は出ない時!

例えば、祖父の子どもは一人だけ(ここでは今家を建てる本人のみ)
  本人   55歳 定年までカウントダウン中
  本人の子(孫) 22歳  (・・・・相続時精算課税は20歳以上でないとダメ)

こんな時はいいですねぇ。
年齢的にローン年数の絡みで、大きなローンが組めない・組みたくない。
建てる家は、祖父〜孫まで3世帯。ひょっとすると、近い将来4世帯かも。
みたいなときには、使えます。

※「現金」を貰う「子」については、相続時精算課税よりもまず、住宅資金贈与の特例を使って下さい。最近。枠が下がって平成26年度は非課税枠500万円。これを超えた分について祖父の資産規模を見ながら相続時精算課税を検討するのが正しいやり方であります。

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孫に贈与!
これまぁ普通の人はあまり関係ないのですが、(非課税になるならないにかかわらず)10億とか100億とか、もの凄い額がある資産家ではよくある“相続税一回飛ばし”であったりします。→大抵、株券(=自分の会社)になっててこれはこれで別の法人としての節税方法があったり。(^_^;)

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