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2014/05/13

改葬許可証と離壇料300万とか(←あまり書いている記事を見ないし)

田舎のお墓が遠くてお参りできないので、こっちに持ってきたい。
少子化で兄弟姉妹が減っていますから、こんな方は多いはず。
そこで問題になる(お金の問題になりやすい)事柄がこれ。

「改葬許可証」
お墓の移転は、改葬許可証が必要です。
で、その時、檀家を離れる! という事態が起こるわけです。

「改葬許可証にハンコが欲しければ、離壇料300万円、お願いします!」
こういうことになっちゃうのですね。

 いろんな本や雑誌をチェックしているのですが、この離壇料の事を書いてある記事はまだあまりありません。
 というか、離壇料なんて言葉は、ここ最近(ここ20年くらい)で出てきた言葉じゃないかと思います。

【関連記事】
 ●お墓の引越は、「改葬許可証」が必要(2011/02/08)

【追記】 漢字間違えていました、すべて
    改装 → 改葬   m(_ _)m
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お寺との関係、たぶん地域地域でいろいろな風習があるとは思うのですが、ここ関西だと

  お寺==檀家(代表が檀家総代&役員さん)  の関係が一般的です。

 檀家が集まって、お寺を支えている、という形が基本形なのですが、、、
   でも最近はとても希薄になってきています。

 檀家の集合体の代表が檀家総代。
 もし、お寺が台風で壊れたとか、古くなって修繕が必要だとかの事態が起きれば檀家総代を中心に話がまとめられます。
 で結局、必要な資金額というのがあって、檀家の数がきまっていれば、諸般の事情で上がったり下がったりはすれども、頭割りが基本になってくる。

 こういう状況の中で、檀家が減るという事は、お寺&檀家集合体にとっては、本来大変な事態なわけです。(少子化の今、将来像が描きにくい)
 例えば、(本当に例えば)檀家寺の収入を概算すると、

   月参り5000円×12回+お彼岸他で3万円 檀家一軒あたりの収入10万円
   これに、法事の臨時収入がときどきで年平均にすると10万円
  →合計 檀家一軒あたり20万円
      ×50軒で   年間1000万円の売上げ

 これで、日常的なお寺さんの活動&生活を支えていることになります。

(この檀家50軒が寺院活動が維持できるギリギリレベルなんじゃないかと思います。もの凄く想像が入っていますが、、、、お寺の格とか、お寺が上部団体に納める分とか、宗派による関連行事とか、まぁいろいろあるとは思いますけどね)

だから離壇に当たって、
 檀家一軒の15年分の収入。これくらいは負担して貰わなきゃ。安いくらいだ♪
 こんな考えになってもおかしくない。

 住職が直接告げるか、檀家総代を通して告げられるか、このあたりもそのお寺の住職・檀家関係次第だし、いろいろあると思います。控えめな住職・強気の住職、これもいろいろ。

(繰り返し書きますが、檀家集合体は各個人それぞれ、でもそれがとても希薄になっている現代です)

 以前から、お葬式代(お経代)・戒名代で、揉めたり嫌な思いをするという話も良く聞きますが、この離壇料もこれからきっと良く聞かれる言葉になるでしょう。
 でもお寺に関する支出はすべてお布施が基本。
「払わなかったら法律的にどうなるか?」という部分とは無関係。

 ただ普通の法要のお布施とは違う部分があります。改葬許可に至っては法律が絡んできます。
 だから離壇料で揉めたら(ハンコ貰えないで困ったら)どうするか?
 法律が絡む以上、、、、、ここでもめたら、「市町村長」の出番です。

「お寺と揉めてハンコ貰えない。法律的にどうしたらいいの?」とお役所へ相談です。

 ・・・その方の経済事情と相談して、50万円とかそんな額で収まることが多いんじゃないかと想像します。(←あくまでも想像ですよ♪)

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「これまで長い事有り難うございました、新しい所でもしっかり供養なさって下さい」と離壇料なんて口にしないお寺もあれば、
「離壇ですか? 300万です」「500万です」なんてところもあるらしい。

 逆に檀家の方から「これまでのお礼で閉眼供養代です。」と余分に50万円、100万円、200万円と出す人もいる。

 檀家側;お寺を檀家が支えているという気持ちも希薄なら、
 お寺側;檀家によってお寺が支えられているという気持ちも希薄、
     ・・・・になっている現代です。

 しかも、少子高齢化の中、檀家減少は避けられない!!
 田舎に行くと「うちは代々、檀家総代やってます」と自慢げに語る人がいたりします。いや、十分自慢して貰って良いくらいの歴史を持っている家柄の方が多いと思います。でもその代々檀家総代の家でさえも、少子高齢化で実家が空き家、こんな家が増えているはず。
「坊主まる儲け」と揶揄されることも多いですが、みんながみんな集合墓地や無縁仏になるわけじゃないし、そんな中で、どうやってお寺を維持するのか?
 檀家が10軒とかになったら、相当資金力がない限り、どこのお寺も維持できません。
 だから離壇料払って、あらたなお寺に行ってもそちらが維持できないとか、そんな事態が起こってくるかもしれません。(檀家側もお寺側も)考え直す時期が来ているとは思います。

 随分前の事ですが、
  とある山あいの集落でお寺が2つ(2つの宗派)があった → 集落人口が減ってきた → 一つのお寺の住職が亡くなって、別の所のお寺から(親戚の住職が)法要にやってくるようになった → あまりに遠くて申し訳ないから、そのお寺の宗派の皆さんが宗旨替えした → 集落のひとつのお寺に集約
 こんな例を聞いた事があります。親の知り合いです。ある意味、山あいの限界集落問題ってのは時代の最先端を行ってるのかもしれません。

※この改葬許可証のハンコ問題&檀家減少問題が
  「お寺=住職」も、「檀家」も、「市町村長」も、
  今より大きな悩み事になると、予言しておきましょう。

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 子「終活してるんだって? お墓どうするの?」
 親「お前に任せるよ。俺は死ぬんだし」
 子「じゃあ樹木葬で良い? やっぱり桜? それとも、海に散骨?」
 親「いやお墓は作ってくれ。それも普通の日本式の墓」
 子「それじゃ、任せてないじゃん。そんな希望があるならしっかり
   ちゃんとしっかり書いといてね」

『あとは、お前に任せる』は要注意!
どっかの終活本に書いてありました。

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