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2014/04/18

高度成長期、老人の医療費はタダだった


・・・別表題;「健保 70歳〜75歳 2割負担へ(新70歳の人から適用)」

(表題をどっちにしようかなぁと思って悩んだ末、「タダ」の言葉に弱い人が多いかなぁと選びました(^_^;)  別表題の方だと、「オレ関係ねーや」と思う人が多いはず)

この春からすでに始まっている医療費負担増。
これまで1割負担だった70歳からの医療費負担が変わります。ただし、新しく70歳になる人からです。(かろうじて逃げ切れた境目の人は、ラッキー♪だったりしますね)

で、これは随分前から言われていたことで、私がFPの勉強を始めた10年くらい前から言われているのですが、ずっとず〜っと凍結されていました。

  医療費 (現役時)3割 →(70歳〜)2割 → (75歳〜)1割
        ※高所得者除く
       『※70歳からの2割は、現在凍結中』<<<こんな風に覚えた人
                            多かったはず

===『高度成長期、老人の医療費はタダだった』
         ここから正真正銘、本題です

 昭和40年頃の老人医療、当時は老人医療なんて言葉さえなかったと思うのですが、あいにく私は1歳の赤ちゃんです。当然記憶にありません。
 国保の医療負担、3割負担でした。(←今でもそうですね、現役世代)

 で、老人福祉法というのが出来たのか改正されたのか知りませんが、1973年(昭和48年)に老人医療費はタダに! もっとも当時、東京都など自治体によっては無料化がされていました。
 時代は、高度成長期のピーク。自動車・電気製品・借家→公営住宅→持ち家とハッピーだった時代です。この時に老人医療は全国的にタダになりました。
    国保3割負担
(昭和48年)1973年〜 タダ! 負担0

以後、負担が徐々に増えていきます。

(昭和58年)1983年〜 定額負担 外来400円/月。入院300円/日
(昭和61年)1986年         800円     400円
(平成4年)1992年         900円     600円
(平成7年)1995年        1010円     700円
(平成8年)1996年        1020円     710円
(平成9年)1997年         500円/日  1000円
                    ・       ・
                    ・       ・
 (※ただし、どの場合でも、高額療養費制度のような月額上限額あり)

2002年  老人医療 自己負担1割!! (月額上限額あり
2008年  後期高齢者医療制度開始!!    1割負担、高所得者2割負担)
2010年頃?現役並み所得者3割負担(←国保と後期高齢と時期がずれてたと思う)
2014年  70歳〜75歳 2割負担へ(新70歳の人から適用)

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ちなみに、 現役世代の負担割合の変遷はというと、

国保  1958年 5割負担・・・・・★★★
    1963年 世帯主 3割負担
    1968年 世帯全員3割負担
健保
  1984年当時 健保本人(被保険者1割負担、扶養者 3割負担)
  1997年  被保険者 2割負担
  2003年  70歳未満は3割負担(=本人も扶養者も3割に)

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あってるかなぁ、あってると思うんだけど。オレ生まれてなかったし・・・(^_^;)
(学生さんがレポートなんかで使う時には注意して下さい、多少、間違ってるかもしれません)

で、20年後どうなってるか?
5割負担復活! なんてことも視野に入れなければいけません。

====「これは、終の棲家問題かも」

 老人医療費がタダだった頃、「社会的入院」という終の棲家がありました。病院も全額公費だから喜んで受け入れていたのですね。でも、いつもベッド満杯で本当に医療の必要な人が受けられないということでどんどん自宅に送り返されるようになりました。
 今、昼間(特に朝と夕方)に住宅街をうろつくと、目にするのは「○○介護センター」の車。半分自宅で半分がディケアが今の主流。「特養」は2年待ち
 今回介護保険は取りあげていませんが、同じ事です。
 半分自宅じゃなく、ぜんぶ自宅で、どう老人をケアするか。特に、認知症一人暮らしの行き場がありません。
 一人暮らしのうち4割が高齢者! さてどうする日本。
 

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