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2014/03/18

消費税アップ→「社会保障と税の一体改革」覚えてる?(ちょい長文)

いよいよ来月から、消費税5%→8%です。
スーパー行っても、近くの紳士服のお店でも「5%の今がお得!」と派手に宣伝しています。
  ・・・カップラーメン、箱単位で買っている奴がいたぞ!
     (まぁ、おやつ代わりとか、夜食とかいろいろいるんだろうけど)

で、これの元々の議論が「社会保障と税の一体改革」です。もう忘れそうですね、忘れていませんか?

先日、税務署に申告に行ったら「ご自由にどうぞ棚」にあったパンフがあったので早速貰ってきて、分かりやすくグラフにまとめみました。
出典は(内閣官房・内閣府・総務省・財務省・厚労省)作成の「社会保障と税の一体改革」(←そのまんまの題名だ〜)。

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少子高齢化、今は2.5人に一人が、将来4人に1人が高齢者!
現役世代の割合が減る=所得税とか保険料とか足りなくなる!

これが発端というか、今や日本中のみんなが知ってますね。平成生まれの若者なんて生まれた時から言われ続けている少子高齢化、です。

社会保障費は、現在約110兆円。年金・医療、それに、介護に福祉(障害者や生活保護)。このうち6割は各個人の保険料は自己負担金ですが、残り4割は税金で賄われてます。これがどんどん2050年くらいまで増え続ける。
だから消費税で賄いましょう、すべて社会保障に使います、という名目で消費税が上がることになりました。でもご存じのように1年半くらいにさらに10%に上げるというのが既定路線です。

じゃあどれくらい税収が増えるか? グラフにしました。
10%が既定路線なので、それを基準に書いてあります。
税収14兆円のアップ、(8%だと8.5兆円ほど)。

・・・・もうこれだけで、将来足りないやん。4人に1人になったらどうする?
    って、中学生でも分かりそうです。

Ittaikaikaku_2
とりあえず、増える税収を先取りしていくつかの施策が打たれています。

●子育て
 待機児童解消、認定保育園。学童保育や一時預かり(←まるで荷物みたいな言い方は気になるぞ)等の態勢を推進
●医療
 在宅医療支援
 地域包括支援センター(←介護認定を受ける時に初めてお世話になる一が多いと思います。)を中心に、在宅で看取りまでできる態勢を推進。
●年金=受給資格短縮
 受給資格を25年間から10年間に短縮。
 これ、今までギリギリで貰えなかった人が貰えるようになるだけで、払っている人の年金が増える訳じゃない。まぁ、払い損になることが少なくなったとも言えますが、一般には、“年金さえない→生活保護”が減るだけのような気もする。(もっとも国民年金満額より、生活保護の水準の方が高いと言われて久しいけど・・・・)
 
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あんまりパッとしませんね〜(;_;) 何故でしょう?

何故かというと、今回の消費税3%アップは、年金の国庫負担1/2を解消するのがメインの目的だから。・・・・毎年毎年、政権与党は苦労してたのです。埋蔵金を掘り出したり、独法から剰余金を返還させたり。はたまた、基金に一旦借金させた後、借金ロンダリングして社会保障予算に組み込んだり。(※借金ロンダリング=一般会計ではなく特別会計を通すことで、見かけの一般会計を粉飾する手法、、、っていうと言い過ぎ?)

唯一、医療については期待しています。
だってこれから高齢者が増えるのに、(介護4・5、認知の人の)居場所がないというか、どこも満杯になってくるのですから。

「ベッド? 一杯です、来月まで予約入ってます。
 もし、倒れたら、救急車呼んで、救急病院で応急処置だけして貰ってください」
こんな時代が、やってきそうな気配です。

かかりつけ医師→大病院→療養は自宅で・・・これがますます増えます。
繰り返しますが、介護4/5・認知の人の行き場がありません。態勢作り急務です。
(一般には2025年問題(団塊世代が後期高齢者になる時期)と言われています。)

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東京オリンピックの頃までに、高齢者に優しい街作りができるかどうか?
新しいビジネスモデルで、自宅療養が安心して受けられる。

今、日本で培われたビジネスがどんどん輸出されています。中国でスーパー銭湯が人気だとか、日本風のコンビニを海外展開するとか、居酒屋・和食レストランを輸出するとか(←これは今に始まったことじゃないですが)。

新しい介護ビジネスモデルが、海外に輸出できるようになるとすれば、他のアジアより一足先に高齢化に突入している日本は断然有利になります。

まだまだ政権与党は、従来型コンクリート政策で「日本を取り戻す」予定になっていますが(←これが悪いとは言わない、取りあえず。)、その先の日本が「強靱な日本」になっているかどうか。ハイテクとローテクを組み合わせた介護ビジネスが誕生できるかどうかに掛かっているような気がします。

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