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2013/08/06

税務調査で大事なのは“資金の流れ”

税務調査! あまり良い響きの言葉じゃありませんね。
映画の「マルサの女」を思い出してしまいます。(懐)

私の仕事は主に個人が相手なので、あまりこの手の話に通じているわけではありません。でも税務調査の基本は資金の流れ。これが基本です。

商品を仕入れる場合も、売る場合も

  注文を受ける(注文書) → 商品を納める(納品書)
 →代金を請求する(請求書)→ 入金がある(入金記録)

 途中に、外注加工があったり、経費があったり・・・

いきなり、お金が入ってきたり出ていったりすると
「何だこれ?」となるわけです。
順番が変であっても「何だこれ?」・・・これが税務調査のポイント。

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白色申告者にも来年から帳簿の保存義務ができるので、随分前ですが説明会に行きました。
で、今から考えるとマヌケな質問をしてしまったのです。

私「保存が必要な帳簿の範囲で質問があります。
  個人でデザインの仕事をしています。(←ライフデザインっていう意味ね♪)
  客もそんなに多くないし、取引先も多くないし、日頃はノートにメモみたい
  なものを書き込んで、確定申告の時期になったらエクセルに移しているんですが
  この最後のエクセルファイルだけを保存しておけば良いんでしょうか?」

先生「一言で言えば、『すべて』になります。
   最初に注文があった、メールか電話かわかりませんが、どの段階で正式な
   注文なのか、こういった正式な証拠としていろいろな書類があるわけです。
   これに関するものすべてが保存対象です。いきなりお金が入金されると
   変でしょ。それは何のお金か、そういったお金の流れが分かる証拠を保存
   してください。」

これを聞いて、世の中になぜ注文書や納品書があるのか理解したのでした。
で、拡大して考えると、注文書が最初とは限らないのですね。
 日頃、1ヶ1万円程度の物品商売している人が、いきなり1000万円の注文書がやってきたらこれはおかしいわけで、おそらく、その前段階のやり取りがあるはず。それが無いと「この注文書変じゃないですか?」となってしまう。
 でもこれが、自動車の営業なら1台300万円500万円は普通にある。
 金額で線引きされている訳じゃない。

 こういった個別個別の事情が絡むので、一言で言えば「すべて」としか言いようがない、らしい。
 いきなり、お金が入ってきたり出ていったりするんじゃなく、お金全体の流れが分かる資料。これの保存義務があって、それが調査のポイントになる。
 
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 説明会の内容は簡単な記帳の説明(売掛・買掛・経費)であまり面白くなかったのですが、上のことを聞けただけで私にとっては大収穫なのでした。
 その質問するまでは、「こんな説明会来なくても良かったなぁ」なんて思っていたのですが、最後の5分で大収穫。
 やっぱ質問はしてみるべきだ。
 
 個人の家にいきなり税務署が踏み込んできたというのはあまり聞きませんが、相続税脱税のニュースが時々あります。
 これも大事なのは資金の流れ。
「この金は一体どこからやってきたのか/なぜ出ていったのか」
この理由付けがはっきりしないとダメ、だと思います。
 

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