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2013/07/10

少額投資非課税制度(NISA)のメリットが感じられないのだけど

最近「NISA」の宣伝をよく見掛けるようになりました。

日本版ISA(Individual Savings Account)として導入される題記の制度。
上場株式や公募株式投信等への投資の「儲けにかかる税金」の増税に変わってできる制度がNISA。(←平成25年(2013年)12月末までは特例措置で10%の軽減税率が終了し、本来の税率20%になる)

特徴は、
 1)各個人1口座で、
 2)2014年〜2023年までの年間100万円×10年間の
   株式・投信の譲渡益&配当金等が、それぞれ5年間非課税

補足すると
 3)1年間に80万円しか投信を買わなかったとしても、
   残り20万円を翌年に繰り越せない。
 4)5年たったものは一旦引き出して、再入庫になる。
 
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な〜んか使い勝手が悪いです。良い所・悪い所、両方合わせても、お勧めしにくい制度です。

 買って、5年間で上がったり配当貰ったりして、収益が出る人にとっては、Good!
 でも、リーマンショックのように、買値の半分になっちゃった〜なんて時にはどうすればいいのか?(2008年秋のリーマンショックからアベノミクスまで5年かかりました。)
 
 100万円の株式を買って、50万円になって、5年間の非課税が終わって、50万円で損切りしても一般分とは損益通算ができない。損切りしたくないと再入庫すると、50万円で買ったものとされる。再評価額が50万円でもさらに5年以内に売り抜けられれば非課税だけど、もし6年目になっていると譲渡益に税金がかかる。

 な〜んかメリットをイマイチ感じにくい制度。

 正直に言おう!
 証券会社が売り込みしやすい・広告にしやすい、だけの制度。
 (それも、投資はじめての人をターゲットにしているような気がするぞ)

こんな時には、使いたい制度
  ●5年以内に譲渡益が出る
  ●5年間、配当益が出る

こういうことが期待できる人、そして、
  ●年末のクロス取引で節税できない人・知らない人、

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アベノミクスの予定通り、がんがん成長していくのなら、とっても良い制度です。でも投資ってのはいつもリスクがあるもの。NISAは当然リスクを軽減する制度ではないし、収益に対する節税も限定的なので、

 「来年からは、20%の税金にアップしますよ、だからNISAに入れておきましょう」

とは、お勧めしにくい。

毎月分配型でちまちま税金を取られている人には、少しは使える制度かな。(年100万円分の分配金についてだけね。5%だったとして分配金5万円だから1万円の節税)

※証券会社の方は、すぐに「イギリスでは昔から・・・」なんて言って宣伝していますが、それ言うなら、恒久化してから言って欲しいし、そうなるように頑張って欲しいぞ。5年間は中途半端すぎます。
※※今までの税制優遇措置を無くすために財務省がやむなく認めた制度なら、将来なくなる制度なのかもしれません。

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