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2013/06/10

生命保険は必要か?(数十年不変の正しい入り方について)

生命保険が必要なのはなぜでしょうか? あるいは、なぜ入ろうと思うのでしょうか?

それは・・・

「もし、自分が死んだら借金はどうなる?」
「もし、自分が死んだら家族はどうなる?」

この二つを考える人が多いから。
つまり、「債務解消」と「家族の生活費」ですね。
しかしそこで、DINKS世帯をはじめ若い人は

“家のローンは団信保険でちゃらになるし、夫婦ともに働いているし
 とりあえずの生活費の問題はない、だから保険なんて不要だ!”

と考えてしまうことがあります。この考えは、生命保険(死亡保障)を検討する時にはある意味正しいのです。しかし、生命保険には別の機能を持つものがあります、貯金としての機能を忘れちゃいけません。それも普通の貯金とは違います。『名前の付く貯金』です。

 一番分かりやすいのが、70歳80歳と高齢になった時のDINKS世帯で、子ども無し、そして配偶者が死亡した時。あるいは最初からの独身者。つまり高齢者の独り身生活になったときなのですね。(他の例では、子どもが2人いるけど、とりあえず今は一人暮らしの場合も入ります。)

 このような高齢者が、終身保険500万円入っているのと貯金500万円では、何が違うでしょうか?
 保険には、受取人という名前が付けられのですね。

「次男の方を受取人」とか、「甥や姪の一人を受取人」とか、あるいは、「世話になっている人を受取人にする」とか(←保険金殺人事件が増えたせいでかなり厳しくなってきましたた。成年後見とペアの場合もあるかもしれない)。

 私が死んだら貯金は・・・・これで、一人暮らしの高齢者はみんな悩みます。そして逆にそれを目当てに(いくらあるかもわからないのに)近づいてくる親切な親戚もいたりするのが世の常であったりします。
 お互いの利害の一致と言うべきか、利益相反と言うべきか、とても微妙な状態になる事が多いのです。
 この時に、貯金という名前のないお金より、保険金という名前のあるお金がどう生きてくるか?

 「年取った時に、この保険、お前にやるから」。これは、とても便利な機能なのです。

 ただしこの機能を使うためには原則的には、終身タイプの生命保険でないといけません。80歳で自動消滅、なんていう保険では役立たずになります。 さらに保険はいつでも解約できるし受取人の変更も出来るというのが利点。

「長男の受取人を次男に変えようかと思っているの~」なんていうと、長男の嫁は真っ青!

名前が付けられる機能ってのは、こんな風に使えるのです。

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 おそらく保険の営業担当者は、終身保険や養老保険を売ろうなんて考えていません。1000万円の保険を売っても、ほとんど営業成績(=自分のボーナス)にならないからです。
営業的には、1000万円の終身保険=3000万円の掛け捨て保険 と言ったところだと思います。
 毎月の保険料が月2万円と月5000円の違い、掛け捨ての方の客を見つける方が早くて営業成績が上がると、営業担当者は考えるはず。

【正しい保険の入り方】は、少しの終身と多くの掛け捨て!
   これは、少なくとも40年以上前から変わっていない!

 少しの終身(例えば300万円)と  ・・・・お金に名前を付ける分
 多くの掛け捨て(例えば3000万円)・・・・死後の債務と遺族の生活費の分

(生活費はとりわけ子ども成長時期で生活費の必要額が変わってくることが多い。)

この基本原則は数十年間変わっていないのに保険外交員のレベルは、どんどん落ちてきて
「こんな保険が出来ました、今度安くなります、こちらにも入るとお得です」
こんなことしか言わなくなってきました。
時には、「今月もう一件ノルマこなさないと」こんなことさえ言ってくきたりします。

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 まぁね、今の保険販売の主力は、特約に傾きつつあるのは事実で、介護の不安とかケガの不安とか、こんな保障もあるよあんな保障もあるよと、いわゆるオプションをちまちま付けて儲けているところが多くなってきています。
 折角これまで、ネット保険は、ネットで入れば安いです! 
     来店型の保険ショップです! 押しつけません!

で流行ってきたのに、結局ネットも来店型も、同じようなオプション傾注になってきているのは残念です。

防衛手段は、

  取りあえず、10年単位の保険料の総額の計算はして下さい。
  そして、それに見合う保障&安心感があるかどうかを判断してください。

「毎月これくらいなら払えるかな?」。これだけで入って、10年後保険料が高くなって払えず止めるとか、払っただけで捨てちゃったな、と後悔することもかなりあるのです。

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