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2013/05/17

国債の金利が上昇すれば、家計にどんな影響があるか?(ビギナー向け)

国債、わかりますよね。国の借用書。
10年国債なら、10年間お金を借りる見返りに利子を渡す。こういう借用書。

最近、金利上昇なんていうニュースが流れています。
そういや少し前まではヨーロッパの方では、「スペイン国債 危険と言われる7%を越えた!」というニュースが流れていましたよね。ヨーロッパ危機の最初の頃の話。

で普通の人は、「国債の金利が急上昇!」なんて言われてもピン来ません。

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 例えば、固定利率で10年間、100万円の借用書、という「10年国債」。
 固定利率だから発行時に利率が書いてあります。例えば1%。
 で、この借用書が普通にごく普通に売買されるのが特徴で、売買されるという点では、株式が日々売買されるのと一緒です。

 利回り上昇! で、書いてある利率が上がるのか?
 上がりません。変わりに借用書の値段が変わるのです。100万円が99万円で売買されれば、元々の1%の利率に加えてさらに約1%の利回りアップ。
 
 ということは、国債金利が上昇するっていうことは、持っている人の資産価値が減るってことですね。・・・・・100万円だと思っていたのが99万円になった。。。。。ワカリタ?(株式や不動産と同じように値段が上下する資産と思えば分かりやすいかも。毎月分配50円の投信の基準価格みたいなもの。)
 
 「半年で金利が急上昇」なんていう事態が起これば、国債を多く持っている人の資産がどんどん減るということになります。で国債を多く持っているのは大抵、銀行です。
 銀行の資産が減って急激に財務が悪くなるってこと。財務が悪くなると、銀行は貸し出しを控えます。昔の日本で言う、貸し渋り・貸し剥がし。景気がさらに悪化する。下手すりゃ、経営破綻です。(銀行がということじゃなく、国債を持っている企業(人)が、って言う意味ね)
 
 株価でも金利でも同じですが、急激な変化ってのがダメなんです。
 企業(銀行)がついて行けない。さらに破綻なんていう噂が流れると取り付け騒ぎ。
 取り付け騒ぎなんて起こるのか? でも、ついこの前、ギリシャとかキプロスとかかなりの預金が流れ出しました。

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10年国債利回りがとても重要視される所以は、まだあります。家計にとってはこちらの方が大事かも。
それはこの数字が他の所でも使われるからでありまして、

 例えば、住宅ローンの目安・・・銀行の取り分を加えて+0.5〜1%で設定される。
 例えば、定期預金の目安・・  〃   を引いて−0.5〜1%で設定される。
 
ちなみに、変動金利住宅ローンの方、こちらは(長期である)国債金利よりも日々の金利(翌日もの金利・プライムレート)に影響を受けますが、当然ながら、10年国債金利がもし急上昇すれば、5年もの・1年もの・3ヶ月もの・翌日もの・・・すべての金利が影響される。
というか、そういう仕組みが金融市場なのですね。

 今、変動金利の住宅ローン利用者はおそらくローン利用者の半分以上じゃないかと思います。史上最低の金利水準。もし急上昇すれば、月10万円の支払は12.5万になる、しばらく経ってさらに上がって15万円に、、、こんな感じになります。大変です。

 国の借金残高は1000兆円目前。1%金利が上がれば年間10兆円の利払い費用が発生(←こんな単純に書いちゃいけないんだけど)。これも結構大変なことであります。

スペイン国債7%!が大ニュースになったように、国債の金利のニュースもちょっとくらいは注意しておいた方が、資産を守るという点では大事だと思いますよ♪

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