植物の同定、図鑑があれば楽しいかも♪(ホトケノザとヒメオドリコ草)
「あっ、花が咲いている。何の花だろう?」
こういう疑問から、花を特定することを「同定」といいます。
(ドーテイ、といえば、中高校生がきゃっきゃ言いそうな言葉ですな)
高村光太郎の「道程」とか
〜僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る〜
たしか、教科書に出てきましたよね。
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春の小道を犬連れて散歩させていると、赤紫の花が目に付きます。(←うちの犬、なんとか散歩できてます。よたよた・とぼとぼでありますが…)
道ばた、田んぼの横で見かける、今のこの時期の赤紫の花、と言えば、3種類!
レンゲかホトケノザかヒメオドリコソウ。
レンゲは葉っぱが物語っているように、マメ科の植物。で、残り二つの写真、「仏の座と姫踊り子草」の写真です。(携帯写真にしては上手く撮れているでしょ♪)
で、上の花はどちらも、シソ科オドリコソウ属! です
特徴は、
角張った茎に葉が対性して、しかもその葉っぱは鋸葉。
シソ科の特徴です。断面四角の茎に、ぎざぎざ葉。それに唇状の花。
図鑑を一冊持っているだけで、散歩が楽しくなります♪
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昔、その辺の植物に興味があった頃、一杯図鑑を買ったことがあります。今では10冊くらいあります。
街中では、「春」「夏」「秋」で分冊されたシリーズが便利です、軽いから。
でも、
「これ、何だろうな〜 分からないなぁ」
という時に役立つのは、牧野植物図鑑=学生版=(北隆館の超ロングロングセラーです。)
ご覧のように、白黒なのです。
白黒だとわかりにくい!、なんて思ってはいけません。
慣れてくると、「あっこれはマメ科かゴマノハグサの仲間だな。」とか、
「キク科」に違いない、とか分かるようになります。
その後、「じゃあ何だ?」が分からないのです。でも牧野図鑑、それは手描きであるがゆえに、写真よりも特徴がよく分かる! 先ほどの「対性・ぎざぎざ葉」などが分かりやすく描かれてあります。
(ちなみに原色図鑑も発刊されていますが、高価な上に持ち運びに難あり。
でも高知に行くことがあれば是非、牧野植物園を訪れてみたい)
もう一つ便利な図鑑が、山渓の図鑑。こちらは収録点数が多い、しかも写真がきれい。見ていると3時間くらいすぐに経ってしまいます、なみなみならぬ根気が要ります(^_^;)
(厚みが分かるように、タバコの箱を置いてみました。しかもその箱は今はなき「マイルドセブン」だと気づいて頂ければちょっと嬉しいかも。※マイルドセブンはメビウスに名称変更)
と、まあ、
僕の前にも僕の後ろにも、
単に道を見ているだけで
結構楽しめますよという話題
でありました。ちゃんちゃん。
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もっとも、私のまわりでは「同定する」というと、元素や原子を特定することを思い浮かべる人が多いのはどういう訳でしょう? 定性分析とか定量分析とか、まあそんな会社だから仕方ないか>島津製作所
クロマトかぁ〜電気泳動だって〜 分光?UVそれともIR、
んんっ? XPSにオージェ分光。
・・・普通の人は、こんな言葉で会話できないぞ。
シソ科オドリコソウ属と、どっちがマニアックな言葉かなぁ
(なお、ヒメオドリコ草は外来種で最近勢力を伸ばしつつあります。なので、古い図鑑や日本の野草の図鑑には出ていません。外来種図鑑を一冊手に入れなければ・・・)
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