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2013/03/19

消費税増税と消費者物価の関係

 最近、このブログは手抜き記事が多いような気がするので、少しはまともな記事でも書きましょうかと、「消費税と物価」の関係をグラフにしました。
 
 消費者物価指数の10年推移と30年推移です。データの出典は総務省統計局、月次データです。

 まず10年推移の方。ここ数年下がっています。

Sbukka2013a  こういう物価下落の状況のもとで、今年の春闘で定昇維持が早々に決まったのは、ある意味、凄いことだと思ってます。(でも、苦しい業界も多いですね。赤字電器メーカーに電力業界に公務員業界?)
 
 グラフを見ると2008年に山があります。みなさん覚えていますか?

 BRICs諸国の発展が顕著だった頃です。資材価格が高騰しました。原油も値上がり、小麦も値上がりして非常に物価が上がりました。でもその年(2008年)の秋にリーマンショックがあって一気にクールダウン、現在に至ってます。
 
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さて長期、30年のグラフです。
Sbukka2013b 30年前、1983年といえば昭和58年のこと。物価も給料も上昇するアゲアゲ↑↑時代でした。そしてバブル真っ盛りの時代を経てバブルの崩壊!(山一證券の破綻は1997年でこの頃が銀行の吸収合併の時代です。)

日本で消費税が導入されたのは、グラフにあるように、1989年4月に3%。
1997年4月に5%。

3%が導入された時は、グラフではあまり分かりません。
  1989年3月が指数90.1、半年後に93.4です。
5%になった時は、101.3→103.4。引き上げ分はすぐに消費者物価に影響しました。

消費税増税の予定は、来年2014年4月に8%に 
            2015年10月からは10%

だから消費者物価が上がります。
これに加えて
日銀が、2%の物価を目標に掲げていますのですので、
  物価3%アップ + 消費税2%アップ
  ∴ 5%物価が上がって翌年さらに2%上がるということです。
(実は、加えてなのか加えないのか良く分かっていないのですが・・・・)

それ以上の給料アップに期待したい。問題は低所得者でしょう。

  
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貿易統計で毎月赤字になっている状況です。輸入の方がでかい。円安は本当に追い風になるんでしょうか?
というよりも、円安による輸出企業の競争力アップで、早く貿易収支を黒字にしないと、「日本丸」結構厳しいかもしれません。

・・・ということで、私はTPPに賛成なのであります。

社会保障費の増大。どこからどう回すのか振り向けるのか、この議論が欲しい。

でも、TPP参加・不参加よりも、大事なことがあります。魅力ある商品が日本に有るか無いか、の方が重要です。だから、TPP議論よりも成長戦略議論をもっとして欲しいなぁ・・・・新技術だけじゃなく、従来の工業でも、農業でも、サービス分野でも。

  で成長戦略でできる富で、社会保障を充実させて、かつ、日本の農業を守るなり、、、、という長期ビジョンが欲しい。とくに農業の高齢化、どうする? 農業に限らず、若者に魅力ある第一次産業を作らないと、食の安全保障が保てない。

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とまあ、シングルイシュー(単一項目だけを取りあげること)の記事ばかり目に付くので、新聞やテレビに対抗して、
 物価と日銀政策・TPPと貿易収支・消費税と成長戦略、社会保障とをさらっと引っ付けて書いてみました。
   ・・・・(アリさんが象にはむかっている構図です(^_^;) 暖かい目で見てもらえると嬉しいです。)

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