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2013/03/05

相続:長男が家督相続を主張して、まとまらない

相続で揉めるケース、表題の家督相続を主張するケースは少なくありません。

戦後の法律では兄弟が平等に相続権があります。でも代々続いている家だと戦前の家督相続、すなわち、長男がすべてを貰うという考え方も結構根強いのですね。
(そのために、次男や妹には家を建ててやったり結婚持参金を渡したりとか。)

とくに、今相続する人は、まだ兄弟姉妹の人数が多い世代ですから、

「両親が亡くなった、子ども5人で遺産を分けあう」
「おれ、長男だし・・・」

これでごくごく普通に揉めるのです、遺産の額には関係ありません。

相続対策には、大きく分けると二つあります。
「どう分割するか」と「どう相続税に対処するか(節税と納税資金準備)」です。今回は分割の方の話であります。
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最近の相続では、年齢が上の兄弟が親より先になくなっていることも結構あります。
「この度、親が100歳で亡くなりました。長男は10年前に亡くなっています」
でもって、長男の子が相続権を主張しはじめます。
「うちは、本家だから・・・・」

対処法はいくらでもあります。自筆証書遺言・公正証書遺言・生前分与、遺留分減殺請求・・・ただ、これらで解決できない部分も多いのも事実です。

実際には、
  ・それまでの生活(例えば親を長年介護していたとか、
    田舎の田んぼを一緒にやっていたとか)、や
  ・過去の生活(生前分与・寄与分)、さらには
  ・今後の生活(仏壇・お墓・法要、そして、家系を守るということに対する
    意識の違い)、これからの親戚付き合いのやり方にも影響
 もめてくると
  ・「お前はあれに金使っただろ」「あれがなければもっと残っていたはずだ」
   みたいな部分まで言い合いになってきます。
 それか、最後に
  ・なんか、損した気がするんだよねー、なんて思うことになる。

このように、相続はいろんなことが関係します。
揉めた時に大事なのは、『誰の遺産なのか?』です、当然亡くなった親です。
だから大事なのは、『亡くなった親が生きていれば、どんな風にするだろうか?』
であります。なので遺言書で自分の意思をキチンと書くのが一番良いと思います。

そして問題が起こったら早いうちに対処する!
「そのうち兄さんも折れるだろう、弟も折れるだろう」
なんて引き延ばすのが一番いけません。

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まあね、財産分割で揉めているんだから、大もめになったら弁護士さんいれて裁判です。 でもそれが本当に良いのかどうか。
『亡くなった親が生きていれば、どんな風にするだろうか?』
これを考えるのが一番大事だと思いますよ。

ひょっとすると、「慈善団体に寄付したかった」、なんて思っていたけど遺言書く前に亡くなった、ってなこともあるかも知れないし。

相続対策は、「どう分割するか」と「どう相続税に対処するか(節税と納税資金準備)」。家を貰った途端、相続税が払えず家を手放すことになる、なんていう場合もないわけではありませんので、しっかり対処しておきましょう。

※個人的な意見ですが、家督相続制度自体も決して悪い制度ではなかったような気がしています。そりゃ子どもそれぞれ独立している場合も多いですけど田舎に行くと代々そこに住んでいる人も結構いるわけで、そんな人から見れば「代々の土地は先祖からの預かり離物。自分の財産なんかじゃない」。単にGHQが貴族なんていう身分を潰したかっただけじゃないのか? なんていう気もします。すごい莫大な財産を残す人はともかく、京都の古い和菓子屋さんや本願寺前の仏具屋さんをたった一軒残すだけでも相続対策がいるなんて、あまり感心しない相続税制度だなぁと思ったりします。(で今年度の税制大綱、相続税基礎控除の4割減に話はつづきます・・・また今度)

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