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2013/01/23

普通の家庭なのに相続で失敗するパターン

相続で揉めるパターンは決まっています。
一言で言えば「金のとりあい」です、「ハンコを押すか押さないか」。
相続財産が大きくても少なくても関係ありません。取り合うか取り合わないかです。

例え「預金100万円」でも、取り合いになれば凍結された口座からお金が下ろせません。

銀行は「相続人すべてのハンコ」押してくださいね、なんていいますからね。

(「A銀行の預金は長男に、B銀行の預金は次男に」、なんていう正式な遺言書・公正証書遺言や裁判所検認済みの遺言書があれば対応してくれる銀行も多いので、必ずしも「相続人すべてのハンコ」が必要になるわけではありませんが、まあ一般的に凍結口座解約の書類には相続人すべてのハンコと戸籍謄本が必要であります。)

で、揉めた場合にどうなるか? これ、お金がすぐに必要な方が、どこかで妥協することになっています。

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上のパターンではないのに、揉めそうなパターンがありました。
それも結構身近に、親の知り合いに。

80歳を越えたご夫婦。
  旦那さんは認知の初期症状で都内の自宅住まい、
  奥さんは重度の認知症で、もう家族も分からず、施設入所

     (そして、都内にはもう一軒、借家がある
    = 自宅と借家の2軒分。不動産価値だけでも1億円を超えて、
       相続税を気にしなければならない人)

   で(子供らが)戸籍を取り寄せると、
  なんと、認知した子どもがいる!
  知らない兄弟がいると分かって、子供らビックリ!

 もし、今、父親(旦那)が亡くなると・・・・
          遺産分割協議書が(簡単には)作れません!


理由が分かりますか? 二つあります。

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 (1)まず、認知した子
    ・・・すんなりハンコを押すか押さないか?
 (2)認知症の母親のハンコをどうするか?
    ・・・重度認知症だと責任能力無しなのでダメなのです
(1)は何とか探しだして、説得工作
(2)は、成年後見人(通常なら子の誰か)を裁判所に申し立てて認めてもらう

どちらも、モタモタしていると、相続税納税期限の10ヶ月がやって来てしまいます。
いろんな相続税の軽減措置も無効になりかねません。(例えば、小規模宅地の税金軽減では借家経営を1年以内に済ませておかなければならないから)

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さらに揉めることがあります。
兄弟の誰かが相続税を滞納した時!


(認知した子はとくに要注意
 ※ 少々のお金がかかっても、相続放棄の書類を書いて貰うことがベストで
  ありますが、そううまくいくかどうか)

相続税の軽減措置も使えず、かつ、連帯債務までやって来る。最悪です。
でも正しい単純な解決方法は、

  土地ではなく現金を残せ! 少なくとも相続税分の現金は残せ! 
であります。(ただそうは言っていられないのが現状ですが・・・)

土地の価値と、現金有価証券の資産、亡くなる前にチェックしておきましょう♪

  今日の教訓;「相続はいきなりやってくる!」

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