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2013/01/24

国家公務員の退職金10年間の推移(いつ辞めた人が得したか?)

地方公務員の駆け込み退職が話題になっています
でこのもとになったのが、「国家公務員の退職金減額」のニュース。国家公務員が減額なので地方もと言う話。

【関連記事】
 ●改正後の国家公務員退職手当法(11/16可決成立!)(2012/11/20)
  「国家公務員退職手当法 改正案」
      現行制度; H24年いっぱい (例: 2600万円として)
       H25. 1.1〜 現行の98%   (例:2600×98%=2548万円)
       H25.10.1〜 現行の92%   (  2600×92%=2392万円)
       H26. 7.1〜 現行の87%   (  2600×87%=2262万円)
 ●国会閉会! 公務員の年金と退職金の法案はどうなった?(2012/09/10)
 ●公務員の給料削減、2年間7.8%減(ローン破綻でるぞ)(2012/03/08)
- - -
 ●愛知県・退職金約400万円(15%)削減(2013/01/16)

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Koumuintaishokukin

本題に戻って、国家公務員の退職金推移です。
国家公務員のうち、行政職棒級表(一)適用者の、年度ごとの退職金推移。一生懸命作りましたっ!

   <アニメGIFで作った力作のグラフ!! 頑張ったぞ、俺♪ パラパラ漫画が
    流行っているというので作ってみたがパラパラ漫画にはほど遠い(涙)>

ただしこのグラフの数字の出典が二つ、ないし三つあります。

1.平成22年までは、
  「総務省の人事・恩給局」がHPで公表している定年退職者の平均退職手当

2.平成23年以降は、
  「共済年金職域部分と退職給付に関する有識者会議」がH24年7月に公表した数字

どちらも、行政職棒級表(一)適用者ですが、後者は若干、母集団が違います。
定年退職だけではなく「勧奨」で辞めた人が入っています。勧奨で辞めると退職金が割増されるため、グラフでは退職金が多くなったように見えています。(←それだけが原因なのかはよく分かりません。)

3.さらに、先日通った「退職手当改正案」の削減幅で計算しなおした数字をグラフに入れました。ただし、年の途中で変わるので、その場合は単純平均になっています。

さて、民間の平均給与の伸びは、1993年(平成5年)以降、2%以上増加したことがありません。なのにどうして、国家公務員の退職金が増える期間(増えると言っても微増ですけどね)があったのでしょうか?

・・・・なぜだか分かります?
    公務員が優遇されているんじゃないですよ。
    この層(つまり団塊世代)の給与水準が高い上に人数が多いのです。

(それでも平成17年まで下がってきたのが、急に止まって上がり始めたグラフには違和感ありありなのですが・・・・何があった? 自由党が民主党になったのと関係ある?)

民間企業ではとっくに、退職給付債務問題があったので切り下げています。40歳以上での賃金カーブも随分触っています。約5〜10年遅れの感じです。でもなぜ、それが平成17年で止まったのかがとっても不思議ですね。

で結局のところ、削減される前に辞めた人は、いわゆる「逃げ切った世代」である、と言えると思います。

公務員さんの多くは、若い頃に「民間よりはるかに給料が安かった」とおっしゃいます。これは今でもそうです。でも民間で給料が上がっていくのは管理職になっていく人だけ。(←昔はそうでもなかった)。この部分が民間と比べると追いついていないように思います。早い話、就職戦線で「公務員希望の人が多い」ということはなぜだか考えれば良いでしょう。今や「リストラの恐怖」の経済価値も考えなければいけないようになっているのです。
そして、若者にしわ寄せの行っている給与制度であると(この前の削減で若者の方が削減幅が小さかったのは評価したい。)

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じゃあ逃げ切った世代は幸せか? というとそうじゃないんですね〜。ここがお金の面白いところです。
丁度、
  年収800万円の課長が年収700万円になるともの凄く侘びしくなるのだけど、
  年収300万円の若者が年収400万円になると、もの凄く嬉しい。

 2倍から違う給料でも満足度が違う。
 だから逃げ切った世代は、どうやって(若者より)満足度を高めるかを考えないと幸せになれません。
 実は「40歳以上での賃金カーブを下げた企業」。つまり管理職ならないと給料が上がらないようになった企業では、収入以外のことに興味を持つ人が増えています。私の知人でも「おれもう(会社の地位は)今のままで良いし」こんな人が増えています。

 昇進しないコントリビューション世代。給料よりも自分や部署の社会的や存在意義の方に興味がある世代。とくに若者層で増えつつあるそうです。

 この考え方ができる逃げ切り世代は、少ないと思います。少なくとも「下がる前に辞めよう」とか「上の人は良かった」とか「あいつは良いなぁ」とか、そんな比較をしている人は幸せになれません!!・・・いつまでも誰かと比較してしまうから空しくなる。
  「隣の席の奴より、給料が低かったとしても幸せか?」なのです。お金は一つの要素でしかありません。
 (結構難しいし、そんな人は多いと思います。でも早くそこから脱出して幸せになって下さいね♪)

幸せに関する考察は、こちらへどうぞ
  ●45歳で幸せになる生き方、の考察(幸せの5要素)(2013/01/21)

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