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2012/12/21

個人墓・夫婦墓・●▲家の墓・五輪塔・宝篋院塔;相続税対策

昔は、圧倒的に個人のお墓が多かったですよね〜
「陸軍少将 ●▲太郎の墓」、ってやつ。(私生まれていませんが)
その後、「夫婦墓」というのがありました。2人並んで戒名を記したお墓です。
今なら、「●▲家先祖代々の墓」、ですね。みんな入れるし。

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昔は、個人のお墓が多かったので、年代が経つとどんどんお墓が増えてきます。そうしたらどうするか?
「五輪塔」にまとめます。
で、もっと増えてきたら、「宝篋院塔(ほうきょういんとう)」にします。

お墓の作法はあまり詳しくありませんが、上のような、お墓をまとめる作法なんて、兄弟親戚・一族郎党みんな揃って、その集落から出ていかないから成り立っていたような気がします。

今は違いますね。親戚みんな日本中に散らばっている、どころか、海外に住んでいる人もいる、そんな時代です。
お墓よりも位牌の方を重要視する方も多いですね、ある意味分身ですから。

そもそも個人のお墓ってのは、明治時代の富国強兵の頃に増えたのではないでしょうか? 日清・日露・大戦を経て「産めよ増やせよ」で一杯死んで一杯お墓が出来た、そんな気がするのです。

京都府の南部の奈良県との境にある集落はいまでも、土葬がメインです。
集落みんなで、埋葬するのがデフォルト。みんなであの世に送り出す儀式。
土葬と聞くと、“えっ”と思ってしまいますが、孤独死が問題になる昨今、ある意味価値ある儀式なのかもしれません。

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さてFP的話題。「お墓・仏壇は生きているうちに買っておけ。相続税対策になるからね」って話。

ある人が遺産を残して亡くなった。
相続税の計算では、葬式代は控除できますが、お墓・仏壇費用は控除できません。
すなわち、後からお墓・仏壇を用意するとなると、相続税を払った後のお金から捻出する必要があります。もし相続税が10%の人ならば、死んだ後に500万円のお墓を作るためには556万円の財産を残す必要があると言うわけ。

もう一つあります。生前に高価なお墓や仏壇を作ってそれを相続する。一般には相続財産になりません。いくら高価なお墓でもそれは財産ではないのです。

なので、お墓・仏壇は、生きているうちに買っておけ! なのですね。
「なぜ相続財産ではないのか?」
基本、お墓・仏壇は、代々受け継がれて現金化しないので、財産には該当しないという解釈であります。
(まぁ、相続税のかかる人は多くはないですが・・・。そして、純金製10kgの仏像(5000万円)を仏壇に入れたなら税務署は何か言ってくるかも知れません、「それ、いざとなれば現金になるんじゃないですか?」とか)

少子化で“代々受け継ぐ”ことが困難な時代なら、お墓の考え方が変わるのはある意味当然の成り行き、のように感じます。

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