シングルマザーの就学援助
「娘が離婚して子どもを連れて、家に戻ってきた」
こんな話はよくあります。
「私(親)と一緒に住むと絶対依存するようになるから、近くで安いアパート
探しなさい。できるだけ私も手伝ってあげるから」
こういう事を言われたしっかりしたお母さんは、私はまだ一人しかお目にかかったことがありません。大抵の場合、
「仕方ないね〜、一緒に住もうか。でも働きなさいよ」
くらいが多いと思います。
逆に、
「帰ってこい帰ってこい、あの旦那は私は最初から好きじゃなかった」
こんな親御さんも中にはいます。
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シングルマザーがアパートで、一人働きながら子育てする。
最近は何かと「生活保護」が話題になっていますが、もちろん生活保護を受けている人も多いと思いますし、逆に受けずに頑張っている人もいるでしょう。生活保護の受け方を知らない人もいるし、「担当のケースワーカーなんかと会ったら『罵詈雑言覚悟しなさいよ』、と言われてたからあんな所には行きません」なんていう話もあったりします。
「生活保護」とよく似た制度に、「就学援助」というものがあります。
母と子、2人世帯なら だいたい所得基準180万円。
お母さんがなんとかパートを探してきて、月12万円に雀の涙のボーナス、これだと就学援助が受けられます。
●学校給食費●修学旅行費●学用品費●体育実技用具費
●校外活動費、クラブ活動費●新入学児童生徒学用品費等
●生徒会費、PTA会費、など
(基準等は、各自治体・教育委員会で異なる)
離婚した本人、そういう子どもを持つ親御さん。もちろん家族で面倒を見て(扶養して)生活を支えることは生活の基本ではありますが、「親は年金、しかも病気がちの入院がち」こんな場合でも制度を知らないために、親子がやりくりしている人もいるでしょう。
制度を知っていて使わないのと、知らないで苦労しているのは本来別の次元の話です。
もちろん、就学援助も生活保護も、回りから指さされそうでで嫌という方も多いでしょう。
どうも最近、「不正受給」「生活保護なのに高級車3台」「生活保護の正しい貰い方」こちら系の話が多くて、とてもやるせないです。
不正受給の下の裾野には、きちんと真面目にやっているのに、どうしようもない人たちが大勢いる。こちら系の報道が少ないのに腹が立つ。
と偉そうなことを言っている私ですが、一方では「この親の育て方なら、子どももそうなるよね」と思う自分がいたりして、こちらはこちらで自分自身に腹が立ちます。
子どもを育てやすい社会!
民主党政権が出来た時にはとても期待したのですが、ねじれ国会の中ではなかなか物事が進まないし、さらに総選挙があるともっとねじれまくるかも知れません。
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公園で子供達が遊んでいました。そこにあるモノで何でも遊びを考えついています。
空気の抜けたボールを地面に転がして、なにやら難しい遊びをしています。
バネの付いた馬? ちゃんと順番ならんで遊んでいます。
転んで泣いている小さい子を大きい子が慰めています。
子どもにも出来るのに大人が出来ないことが最近多い、そんな気がします。
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