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2012/09/05

高年齢者雇用安定法改正案が成立

年金の2013年問題、すなわち、60歳定年だと1年間無収入期間ができるという問題への対応ため、企業に雇用を義務づける法案が「高年齢者雇用安定法改正案」。
先週29日、参議院にて可決成立しました。

(・・・よかったよかった・・・流れちゃうんじゃないかと思っていたから)

原則、年金が貰えるようになるまでは雇用が「義務づけ」られます。
現在は、労使で一定基準(不良社員の基準)があれば雇用を認めないこともできるのですがこれが「厳格化」されるのです。

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・・・今、おかしいところに気がつきました?
    「義務づけ」なのに「厳格化」なのです。

企業側の抵抗が強かったみたいです。
病弱で休みがち有給休暇も足りなくて毎年欠勤もある、こんな社員まで認めたくない(←たぶん他のパターンもあるのでしょうが)。こういう人は排除したいという企業の意向。
故意に休みがちは論外として、定期的にガンの治療とか、精神疾患とか、そういう病気で欠勤に至る方も決して少なくありません。

結局、国の労働政策審議会で「勤務態度や心身の健康状態」の指針を作ることになりました。だからこの部分については問題先送りです。
これから骨抜きになるかどうか、これは分からないですが、私はこの法案はかなり有効になると思います。

だって国(厚労省の諮問機関)が変な指針を作るわけにはいかないし、企業側も原則雇用義務づけだから、無理矢理「お前はこの不良社員の指針に合致している」ように仕向けるのは面倒くさい。
私が経営者だったら「全員雇用です、でも原資は限られていますので給料下げますね」、こういう話に持っていきます。。。。その方が楽ですから。
それか、いわゆる「肩たたき」。

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年金貰えるまで、無収入の人が減る!
これ大事なことです。ですから私は評価したい。

退職金で住宅ローンを完済したら、貯金ゼロ。こういう人は少数派かもしれませんが現実にいらっしゃいます。
両親の介護でお金を使い果たした、こういう人もいらっしゃるでしょう。
だから大事なのです。

問題は、健康状態その他の理由で、指針に入って雇用されなかった人、です。
障害年金には該当せず、労災保険にも無関係、という方をどうするか。
企業に責任を押しつけるわけにはいきませんが、こちらの救済(←救済という言葉はなんだか変ですね)をどうするか、同じ厚労省として考えて貰えれば嬉しいんですが・・・・

若年者の雇用対策は、それなりにやっておられるようですが、今後は、こういう方々の雇用対策ってのも仕事になってきますよ、とハローワークの方に言っておきたいです。

とりあえず、原則、雇用義務づけ法案が通ったということで・・・もはや企業任せ国任せではいられません。

 「1年早く辞めても大丈夫でしょうか?」とか

 「給料半分になるけど、やっぱり働いた方が得なんですね」とか

こういう話はよくあります。
辞めるにせよ辞めないにせよ、【お金と時間を有効に使う】ためには、自分自身のライフプランをしっかり考えないとダメなような気がします、ョ。

 

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