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2012/08/28

中小企業、苦しさ増す。8/末は消費税納税期限

書きたいのは2009年に成立した「中小企業金融円滑化法」が、来年3月に切れる話です。
この法案ご存じでしょうか?
一言で言えば、“借金待ってね”法案で、モラトリアム法案とも呼ばれています。亀井静香さんが強力に推し進めた法案でした。

中小企業の経営が苦しかったら、借金を待ってやりなさい、と銀行側に義務づけた法案です。“待ってやるという法案”なので借金が減るわけではありません。場合によれば利息分が積み上がっていきます。

時限立法なのですが、期限がこれまで2回延長されました。
元々は、2011年3月末までの期限。これが2012年3月末になり、さらに昨年の年末の国会にて再延長されています。しかしながら、再延長時には「1年に限って延長する」との文言が入りました。すなわち、2013年3月末を持って終了! の見込みです。

書くまでもないですがこの手の政策は、政府の経済対策で普通に行われる
 「とりあえず借金させやすくするから、頑張ってね♪」
という政策であります。
住宅ローン減税もそうだし、研究開発予算や新規投資に対する所得税減税もそう、『一生懸命頑張ってお金使ってくれたから少しは税金安くしましょう』という景気対策と同種類です。産業を成長させたり興したりというものではありません。

====== (話を戻して)

金融円滑化法で、とりあえず月々の返済は楽になったけど経営は依然厳しい。こんな中小企業は多いです。利息分を払うのがやっとで元々の返済なんて出来そうにない、でも法律は3月末で切れる。。。。。もう倒産しちゃおうか、こう考える企業が出てくるのは当然で、そう考えたときに、頭をよぎるのが表題に書いた消費税納税の期限。

通常年間1000万円以上の取引のある企業は、消費税をおさめることになって一度に払うのは大変だと分割払いにしているところが多いでしょう。丁度、個人で言えば固定資産税みたいな感じです。年4回に分けて払います。5月末、8月末、11月末、3月末です。

消費税納税期限がやってくる度に、これを引き金に、中小企業の倒産が増えると思います。8月末、11月末、そして3月末にドカンと倒産。

銀行株が上がらない、、、、、すでに銀行は利益を削って貸し倒れ引当金を積み増してきています。中小企業融資をしてきた地方銀行などは特に厳しいはず。すなわち倒産企業が増えると見込んでいる状態です。
銀行が貸し倒れ引当金を積み増すためには利益を上げなきゃいけない。だから、サラリーマンに住宅ローンを押しつけたり、ついでに保険を売って手数料を稼いだり、さらには投資信託を押しつけて手数料を稼いだり、そんな経営になってきています。

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よく、お金は経済の血液と呼ばれます。ポンプである心臓の役目をしているのが銀行。
世の中のお金を、あるところからないところに回して社会を発展させる、より良い社会を作るために金融面で働くのが銀行である。こういう崇高な意識で働いている銀行員さん今どれくらいいるのでしょうか?
崇高な銀行員がどこの金融機関にも大勢いて欲しいのですが、合併合併でそれどころじゃない銀行員さんも多いのではないかと思います。

その昔、いくつかの銀行には公的資金がつぎ込まれまれて、業績回復に伴い、だいぶ返済されてきていますが、その業績の裏には結構泣いている人がいるし、そして来年春まで泣く人が大勢でてくる。

銀行が果たす役割を認識しないと、二度と公的資金なんて注入されないぞ、なんて思います。

国会議員に振り回されるような銀行業界ではないはず。もっと頑張れ! 日本のために頑張れ!  
中小企業は辛いだろうけどもっと頑張れ!(←でもまあ出来ること限られていますよね。簡単に書いちゃって無責任です、すみません┌(_ _)┐)

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借金まってやるからその間に何とかしろ、ではなくもう少し踏み込んだ経済対策できないものなのでしょうか?
せめて事業転換がしやすい仕組みができればなぁなどと思うのですが。

人が集まるところは賑わって、そうでないところは寂れていく。これは基本でしょう。
海外からも魅力ある産業、医療でも農業でもアニメでも観光産業でも、いろいろあると思うのですが・・・
景気対策って一体何なのだろう? と思ってしまいます。

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