« 奨学金の減額返還制度(年収300万円以下) | トップページ | 子どもが自殺するという異常さ »

2012/07/12

昭和28年生まれの年金試算(2013年問題ほか)

この昭和28年生まれは、ずばり2013年問題の当たり年!
「60歳定年退職で1年間無収入」の人、
正確には昭和28年4月2日以降の生まれの方が対象で、誕生日まで。

前々から年金に興味がある方や、このブログ常連の方はまた同じ事書いているな、とお思いでしょうが、なるべく分かりやすい図にしたつもりです。
問題点は大きく3つ。

S28nennkin

(1)まず、年金支給年齢の引き上げ

 昭和28年4月2日以降の生まれの方から、年金請求(年金裁定請求)は現行の60歳→61歳からになります。すなわち、60歳になって自動的に定年退職になった方は誕生日が来るまで年金が請求できません。(かわりにハローワークにでも行ってくださいね♪)
 
つぎの(2)と(3)は、今までもあった話

(2)65歳までは満額支給じゃない。だから生活クルシイ!

 老齢「基礎」年金が出ません。昔はあった「定額部分」が無くなっています。
 加給年金も支給が始まりません。(年下の奥さんへの扶養手当のようなもので、奥さんが年金を貰う年齢までつまり65歳まで支給される付属年金)
 65歳までは、誰でも生活苦しくなります。

(3)だから皆さん、再雇用・再就職されます。

 でも、給料を貰うと年金が減ります。(給料です、収入じゃありません!※※)
 過去1年の収入+年金で、月28万円以上なら、その半分が減らされる。
 つまり30万円だと、2万円越えているので、1万円減らされる。
 
 で、私の経験上は、定年退職される方の前年の年収が高いんです。過去1年の収入にはボーナスも含みます。となると・・・・半年間くらい年金がほとんど貰えない。。。。。こんな方も多いです。
 (※でも、健康保険とかに入れるし、奥さんが第3号被保険者になるし、、、、、通常は再雇用をお勧めしていますけど)
 
 ※※この給料を貰うと年金が減る話は、在職老齢年金と言います。
   年金の支給停止ともいいますね。
   これは厚生年金を貰いつつ払う人が対象、つまり、給料を貰う人なのです。
   よく、「不動産所得があるので年金減りますか」とか
      「アルバイトでも減りますか」とか、聞かれます。

   ーーー余談ですが、再雇用の途中でさらに給料が激減した。だから
    支給停止部分が 減って年金が上がるはず! と思っていたのに、
    年金が上がらない! なぜ?・・・・すぐに上がらないのです、反映
    されるまでに時間掛かるんです、4ヶ月くらい。気になる人は
    年金機構でお尋ね下さいね、いつも混んでいますが。

 図中にそっと書き足した、高齢者雇用給付(正式には「高年齢雇用継続基本給付」)。これは失業保険の変わりにハローワークがくれるような手当で、再雇用で給料激減、だったら雇用給付から少し出しましょう、ていう手当。。。。。(というかこの給付も考えながら企業は再雇用の賃金を決めているように思うのだけど。)
 
====
さて、この世代の年金+貯蓄を考えたライフプラン。

 ●無収入でも時間を取る!、やりたいことがある!、貯金で賄う!
 ●時間あまるし、収入になるなら働く!少々賃金下がっても働けるだけ幸せ♪
 ●家に居たら、ケンカになるし、だったら会社に行くよ、働くよ
 ●やり残した仕事がある、あれを終わらせるまでは・・・
 ●嫌がらせだと思って、会社行ってやるんだ。

ま、いろいろ有り!だと思います。

ただ言えるのは、65歳からの本当の第二の人生を控えて、その準備期間である、ということ。定年退職される方は大体皆さん仕事一辺倒でやってきて、さあこれからという気持ちのハズ、でもまだ漠然としているのも事実。それを振り返るための準備期間。
自分の本当にしたいことを、じっくり見直すための時間。

なのだと思いますよ。

ただ一つだけ注意点。
ライフプランを作ってみてみると、大きなイベント(子どもの結婚とか引越とか)を控えている人は、こんな時代ですから、かなり厳しく見ておかないと、本当にしたいことが出来ない、なんてことになりかねない。
そんな気がします。

(※なお、図中に年金額を入れましたが、この世代はとくに、最終年収よりも勤続年数の方が年金額に影響することが多いように思います。)

|

« 奨学金の減額返還制度(年収300万円以下) | トップページ | 子どもが自殺するという異常さ »

FP-年金・老後」カテゴリの記事