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2011/12/12

ボーナス・退職金の預け先:元本確保ファンドはおすすめか?

ボーナスの季節です。
定期預金の利息、とてつもなく低金利です。
1年定期で0.03%とかちょっと良いやつでも0.1%とか、すなわち、10万円預けても利息が30円とか100円とか。

じゃあここは、投資信託(ファンド)でもいっちゃおうか〜
でも最初はちょっと恐いし・・・・で、銀行や証券会社の投資信託の窓口に行くと、

 「元本確保型、なんていうファンドもありますよ」
 「リスク低減型、なんていうファンドもありますよ」
 
良い名前ですね〜、
  、、、なんとなく元本が保証されていてリスクが小さいみたいじゃないですか。

こういうファンドたちがどうなったか、という記事で、どれくらいの損失になっているかの一例であります。

※だいたい既に題名を見た段階で、皆さん
  おすすめじゃないんだろうな〜なんて想像されておられますよね♪

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  リスク低減型ファンド「菊」(2006-11)

                55% <45%の損失>
  元本確保型ファンド「ファミーユ」
                56% <44%の損失> 
  リスク低減型インカムファンド「チェルシー」(2006-11)
                 71% <29%の損失>
  リスク低減型ファンド「薔薇」(2007-05)  
   元本確保機能が喪失     現時点でおよそ5〜6割の損失

こういう投信はだいたい次のようなルールになっています。

(例えばですが)
  スタート時の日経平均株価を基準に、30%下落すればそれ以上の損失を
  押さえるために、大型債券投資(国債など)に切り替える。

 言い換えると、「30%損切り機能付きファンド」

30%か50%か70%かはモノによりますが、そういうファンドです。
これを元本確保とかリスク低減と呼んでいるのです。
本当はそういう下落は、再投資のチャンスであったりする事も多いのですが、そのチャンスをみすみす捨てるファンドでもあります。(←これが吉と出るか凶と出るかは、運次第)

もちろん、損切り機能、これはそれ以上の損失を抑えることですから、これ自体は悪いことじゃありません。そういう機能を、あえて元本確保とかリスク低減とかネーミングしているということに注意してください。

  ネーミングに注意です!
   週刊誌の見出しと一緒です!

週刊誌なら数百円ですが、こちらは桁が3つも4つも違います。

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だいたい、この記事の題名の「預け先・ファンド」という言葉に違和感を感じていただけましたでしょうか?  もし違和感を感じなかったのら、ファンドは買わない方が良いと思います。

  ファンドは預けるモノじゃありません!
  インカムゲインやキャピタルゲインを期待して「買う」ものです!
  投資先なのです!

投資を信じて託する、から投資信託。
これ頭で分かっていても、知らぬ間に誤解の壺に落ち込んでいる人が結構いらっしゃいます。
低い金利で定期預金が我慢できない人のみ、いろんな投資をしてください。これはこれで大事なことでありますが、往々にして『定期預金みたいなモノ』と誤解される方が大勢いらっしゃいます。これでは資産を増やすどころか守ることさえ出来ません。

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「退職金は、ファンドにしました。元本確保というのを勧められたので〜」

全然違う話(子供のローンの相談とか)で来られたお客様がこんなことを言われた時にどんなリアクションをすればいいのか、実は私の悩ましい問題。。。。。はっきり言う方が良いのか黙ってスルーするのが良いのか、、、とても難しい。

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