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2011/11/04

5年で1/5になった、最凶の環境関連ファンド

ここまで下がる投信もめずらしい、というご紹介。5年間で五分の一以下、20%になっている投資信託です。

Fundsekaikannkyou

地球環境を守りましょう! と
気候変動枠組条約締約国会議COPが日本で一番盛り上がったのはいつだったでしょうか?

環境関連の投資信託。 ニュージェネレーション世界環境ファンド
愛称が「水と太陽」
なんか、幻想的なギリシャ神話とか占星術とか陰陽道とか、そんなものを彷彿とさせる恵みが多そうな良いネーミングです。
でも結果は上のグラフで見るように散々です。

  ・開始から1年くらい2割くらいは下がったり上がったりしていた
   基準価格が、リーマンショックで半分になって
  ・ここ最近の欧州債務危機のあおりでさらに半分になって

 今の基準価格は、2000円を割っています!
 5年間で五分の一以下。分配金も一度も出ていません。


【関連記事】
 ●1年で半分になった投資信託(2011秋) 2011/10/13

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なんでここまで成績が悪いのか、ユーロ円の為替だけなら4割減くらいですむハズなのに
なんて気になったので、中身を見てみると

  「ユーロ円債を通じて」環境関連会社に投資
  「為替ヘッジは行わない」

つまり、欧州債券の下落と、為替の下落のダブルパンチを受けていた、という訳。
(ひょっとすると一つや二つ破綻した会社があったのかも知れません)


20年30年と長く続いている投資信託なら期間を区切れば、大幅下落の投信は数々ありますが、ここ最近の数年間でここまで下がる投資信託もめずらしいな、と。

でも世界環境関連は、その昔騒がれた割には今ひとつのファンドが多いのは否めない。というか、当時騒ぎすぎていたみたいな所があるような・・・

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私の記憶だと、当時の銀行は、投信窓販拡張戦略で多くの投資信託を販売していましたね。で、
   債権は株式より安全ですよ、
   利回りは海外の方が良いですよ、
   アメリカ・ヨーロッパ・アジアと分散していますから安全ですよ

と、世界債権複合型ファンドをハデに売り込んでいたように記憶しています。

これをヨーロッパだけじゃなくて分散していたから、下落が少しで済んだと思うか
手数料だけしっかり取られた・銀行に騙されちゃったよーと思うか

ま、そういうのが自己責任ってやつですかね、ご注意下さい。

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多くの人は自分の持っているファンドが下がると、「下がった下がった大損だ!」と騒ぎます。でも重要なのは他と比較してどうかという点。今は円高だし債券安(欧州)だしこういうファンドはみんな下がっています。他と比較して下がりすぎていれば悪いファンドだし、そうでなければ良いファンド。この判断が出来ない人が多いです。

※かつて隆盛を極めた「グローバル・ソブリン」。グロソブも相当下がっていますが下がり具合を見ていると「為替変動に比べると中々マシな運用しているじゃないか」と思っています。


比較も出来ないし判断も出来ない人は、それはもう純粋にギャンブルです。ま、ギャンブルも一つの楽しみであったりするわけですので完全否定はしませんが、しっかりと自分の取りうるリスクを把握してやってみて下さいね。

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