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2011/10/24

私立お受験、可処分所得を考慮せよ

「年収1000万円なのですが、私立中学の入試を考えているのですが・・・」
という話。

  年収1000万円のAさん
  年収500万円のBさん、
     ともに、持ち家。
     
どちらが私立に行けますか?
これ、年収だけで考えちゃいけません、、よね。(わざわざ書くまでも無いと思いますが)

Aさんは、住宅ローン4000万円あと20年残っていて、住居費負担が大きい。
Bさんは、親から相続したマンション(一棟)の一室に住んでいるとか、親の建てた家に同居していて、住居費負担が小さい。

どっちが可処分所得(※)が大きいのか、これを考えないと始まりません。

例えば、Aさん(年収1000万円) 生活費 月25万円(年300万円)
    Bさん(年収 500万円) 生活費 月30万円(年360万円)

こんな逆転現象は簡単に生じます。

(※可処分所得;教科書的には、給料から税金・社会保険料を引いたものを可処分所得と言います。ここでは話の流れ的に、さらに固定費を引いたいわゆる生活費を可処分所得と書きました、ので、マネしちゃいけません、FPの試験では×になります。)

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Aさん、
  年収1000万円から、税金と社会保険料と、それから、住居費、光熱費と、、、、
  それから、塾代と、車のガレージ代とローンとを引くと、残りの生活費は300万円
  月にすると25万円の可処分所得。
  
かたやBさん、
  車は、親のやっている会社の所有、ガレージ代もいらない(自宅の隣がお店)
  住居費は、同居の親に渡しているものの月5万円で、光熱費もコミコミ。
  (Aさんの比較で書くと)、塾代のみが同じになって、生活費は年360万円。
  
こんな風になるわけです。

親が会社持っていて良いなー、と思った貴方。現実には車を持っていない家庭も結構あったりするわけですね。
Cさん:車は持っていないが親と同居でBさんと生活費同じ

=====

本当は、FPの出番はここからです。
家計の中身まで見ないと話になりません。でもって、いつまで働けるのかとか定年はとか転職の予定とか、奥さんの就業予定とか収入有無とか、ローンはいつまでとか、、、これらを10年20年で考えないと話にならないのです。
でもって、対して考えていないなら、年収ではなく、可処分所得(あるいは生活費)として見た場合に、どうなのか、を考えれば良い。
小学校からいきなり私立だと、相当年収が高くとも、そりゃもう綿密な資金計画、あるいは、高校・大学は公立という将来進路、が必要になってくるはずです。
 Kyouikuhi_2


教育費は、私立はざくっと言うと1年間で200万円です。(中・高・大とも)
  (大学は若干高めですが代わりに優待制度とかもあったりしますし)
小・中学校時代に将来教育費として年間100万円程度の貯金が作れている家計なら、高校大学が私立でも楽勝ってわけ。

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あとまあ、奨学金制度とか、親からの援助や遺産相続とか、、、、ま、まぁいろいろあるのですが、しっかり教育資金の準備なさってください。

もしこれから住宅ローンを組もうと思っている方、
 「物件価格の35%以上の頭金(諸費用含む)」が良いと思います。
【過去記事】
  ●地価上昇0のときのローンの組み方、「頭金35%」 (2009/05/22)

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