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2011/09/28

円高になると困る理由(輸出する場合、中高生向け)

最近円高です。1ドルは80円を割って直近では76円台。ユーロは102〜103円くらい。どちらもまだまだ更新していきそうな雰囲気です。

「円高の説明」、と言っても中高生向けとか、文系一筋という方のための説明であります。
ドルとユーロのレートを約5年間分グラフにしました。
どちらも右肩下がりです、「これを円高になっている」、と言います。

Kawase

「円高って何?」

aという国の通貨と、bという国の通貨の交換レートを為替といいます。
アメリカの通貨「ドル」と、日本の通貨「円」
今の為替レートは、1ドル=80円。
これが数年前だと、1ドル=120円。

<120円と80円だと80円の方が安いのになんで円高っていうの?>

  1ドルを手に入れるのに80円、
  1ドルを手に入れるのに120円
    ・・・・・・・・どちらが円の価値が高いかというと80円の方。120円だと40円のお釣りがきます。

以上は、円高ドル安の場合、で、ユーロでも同じです。グラフを見ると、

今の為替レートは、1ユーロ=110円。
これが数年前だと、1ユーロ=160円。

円高ユーロ安、というわけです。
具体的な例が分かりやすいでしょうか。

   日本で車を1台作りました。ヨーロッパに持っていって売りました。

     もし1万ユーロで売れたとすると、昔だと160万円、今だと110万円ですね。
     今だと同じ車を同じ値段で売っても、日本に持ってくると50万円儲けが
     少なくなるわけです。

160万円の車を作るのにかかったコスト、っていうと、単純に110万円くらいはしているわけで儲けがほとんど無いのと同じです。逆に言うと、昔と同じように儲けようとすると、もの凄く数を売らなければ儲けが出ない、みたいな感じですね。だから海外向けの多い輸出産業の人の給料があがらない。
ひょっとすると売ると赤字になってしまうという場合もあるかもしれません。

輸出産業はとても円高が困るわけです。

で、逆に輸入産業は嬉しいはずなのですが、主な輸入品である「原油」などは世界的に価格が高くなっています。数年間の円高分、そのまま安く買えているわけではありません。
百貨店・スーパーの輸入品、仕入れは安くなっているはずですが、いかんせん、サラリーマンが不景気なので買ってくれない、売れません、儲かりません。
みんな貧乏暇無し状態になっている、ってわけ。

(じゃあ円安になればいいのかというと、輸出産業にとっては朗報であったとしても、これはこれで他にいろいろ問題が出てくるわけで、大事なのは安定していること。急に変化しないこと、であったりします。)

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しかしまあ、グラフをじっくり見ていると、、、、
たった数年間で・・・・・
2008年秋のリーマンショックも(派遣切りとか残業カットとか)凄かったけど、今の円高ってのはそれ以上のインパクトを持っているような気がしますね。

海外旅行ファンにとっては、「安く行けるようになりましたね〜」なんて感じなのでしょうか。(今度図書館で古い旅行広告でも見てきて調べたいと思います。)

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