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2011/09/22

全身硬直で救急車(やや長文)

私の後輩には
「自分のブログには人を心配させるようなことは絶対書かない」
なんていうポリシーを持つ立派な後輩がいますが、私は立派じゃないので書いてしまいます。

救急車に乗りましたっ! 救急車デビューです。

事の起こりは、先週のとある夕方、午後6時ころ。
京都駅近くの喫茶店でお客さんとの面談を終わったのが5時くらい。
一息つきたくて、列車を一本遅らせて構内の喫茶店に行きました。でコーヒーと一緒になぜかホットドックを食べて、帰宅してからのこと。

◆自宅 @18時から18:30くらい

「今日は暑い、今日の気温は34度? クーラー早く効かないかな。
 なんかむかつくし、晩ご飯食べられそうにない。
 やっぱり変な時間に変なものを食べるんじゃなかった」

   なんて思っていたら、、、、うっううっ。トイレで吐きました。


それにしても気分が悪い、手のひらがしびれてきています、それも両手。
「何、このしびれ? これははじめての感覚。ひょっとして脳梗塞とか脳出血?」

どんどんしびれてきます。この痺れ感は初めて。
さらにもう一度吐きました。しびれの他に震えも出てきています。
このままじゃ電話が(119さえ)かけられない!

ふと不安がよぎります。もしこのまま倒れたら、、、起きあがれる?起きあがれない?

1週間くらいして『変な臭いがする』とお隣さんに発見される事態は避けたい。絶対に避けたい。

とりあえず、着の身着のまま部屋から出て、外に行くことに。
こんな状態でも携帯と財布だけは確認。(鍵かけたとかクーラー消したとか覚えてなかったけどちゃんとしてた)

もし倒れても見つけて貰えそうな人が多そうな所、、、駅前だ! そっちにフラフラと向かいます。
そうだあっちには、いつものクリニックがある。診察券も財布にある!
  ・・・・とりあえず動けているってことは脳梗塞じゃない? 


◆近所のクリニック @19時ころ

なんとかクリニックに到着。震える手で診察券を出す私。

「急に吐いて手がしびれてきました、少し休ませて欲しいのですけども」

ベッドに寝かされると、(とりあえず)すぐに先生が見に来てくれて、簡単に症状を聞いて喋られることを確認すると「すぐに診察終わりますからちょっと待ってて」と言って戻っていかれます。

病院に来たことにホッとしたのか、一気にしびれがひどくなってきました。

  もう指は動かない、腕も上げられない。
  足もしびれてきた、動かせない、
  胃?内臓?順番に痙攣してきているのが分かります。
 
    一方で、「こんな風に順番に痺れるのは脳梗塞じゃないし、何?」
    なんて思っている自分がいます。
 
  時間の感覚もほとんどありません。
  頭が締め付けられるように痛いというか痺れてる。
  息がもの凄く荒い、感じ。

看護婦さん「手がピクピク震えてますね」
(いや今そんなこといわれてもねー。感覚ありませんって)
 
しかも喋ろうにもろれつが回りません。
さっきは喋れていたのに。

やっと先生が来ました。
「どうですか」
「へもあひも、うほいまへん(手も足も動きません)、
 せんしんしびれてまふ(全身しびれてます)、
 ひたも、うほかせまえん(舌も動かせません)。」

 
これだけを喋るのも一苦労、そして、
・・・このまま呼吸までも止まるのかなぁなんて思う。
   でもクリニックにいるんだし何とかなるのかなぁ、とも思っています。

「全身硬直になってきたなー。救急車呼ぶか? 血の結果は?」
 ・・・いつの間に血を採った? 先生瞬間的にいろいろ考えている様子。

「意識はありますか?」。
できる範囲で大きくうなずく私。(体はあまり動かないけど、頭はなぜかはっきり。痛むけど)
 
「ここではこれ以上調べようがないので救急車を手配します」
 ・・・たぶんCT検査がいるかも、なんて思ったのでしょうね
 
電話の声が聞こえます。
「過換気だと思うのだけど血中なんたらはどうのこうの…
 意識ありますが、全身硬直してきてます」

一方で私。
「はんほくさん(看護婦さん)、はきそうれす」・・・汚しちゃ悪いので必死になんとか喋る。

枕元に受け皿?が置かれた直後、激しく嘔吐。
ゴボっ・ゲホっ・ドピュっ、ゴボっ・ゲホっ・ドピュって感じ。完全に涙目です。
家で2回吐いたのにまだこれだけ出てくるし。
苦しいし情けないのだけど、看護婦さんはとてもとても冷静に
「血は混じってませんね」・・・いろんなものを観察するんですね看護婦さん

でも、これでかなり楽になりました。
救急車を待つ間にも時々吐きながらも、少しずつ喋れるように。
 「ちょっと落ち着いてきたみたいです」
先生も心なしかホッとした様子。
 
(初めて快方、というかこれ以上悪くならないということを感じました。
 ひょっとしてさっきの電話の相手って病院? 受け入れは直接交渉するの?
 そりゃ担当医の専門もあるだろうし、などと吐きながら考える結構冷静な私)
 Ambulance   (アレンジOK素材集とphotoshopで作ったGIFアニメ  by tak)


◆救急車到着!
 
 いよいよ救急車デビュー!
 (もちろん、そんなことを考えている余裕はありません。先生と救急隊員がやり取り。名前とか年齢とかも伝えているみたい。カルテあるもんね)

こっちはそれどころじゃあないのだ。
揺れるストレッチャー&救急車で寝つこうとしていた胃が起きてきた。隊員に嘔吐袋というかバケツみたいなのを借りてさらに2回嘔吐。もう固形物はほとんどありません。
 
指が動かないので腕でバケツを抱きしめている感じ、あまり他人には見られたくない光景です。
(どうせ抱きしめるなら他のものがいいよねー)
でも吐くたびに気分は楽になっていく、逆に胃は筋肉痛で変になりそう・・・
気づかなかったけどちょっとだけ指も動かせるようになっていました。

◆病院着  (@20時くらい)

乗車は5分くらいかな、近くの中央病院に到着です。揺れるのは辛いのだけど我慢するしかありません。でもこの時点では辛いながらもゆっくり喋れるようになっていました。
でもその分、救急病院の先生は一通り経過と症状を聞いた後はあまり構ってくれません。

「落ち着いてきているようなので、とりあえず点滴します。気分が悪くなったらすぐに言ってください。」
「袋か何か、吐ける物、ありますか?」
何も出そうにないのに、胃からは何か出てくる、胃液?
胃がねじれそう。雑巾を絞っているような胃の収縮・痙攣です。

でもさっきと比べるとかなり落ち着いてきているのも、自分でもわかります。
看護婦さんに
  「点滴、時間どれくらいかかります?」
  「2時間くらいかなー」

しだいに吐き気もだいぶ治まり、残っていたしびれも解消。
落ち着いてくると、カーテンでは見えない周りのベッドの様子が気になってきます。救急専用病室なのか、呻いている人、周りがバタバタと忙しそうな人、私みたいに落ち着いてきている人、いろいろいらっしゃるようです。
 
先生「しびれありませんか?気分どうですか?」

私「看護婦さ〜ん。点滴もう終わります。というかトイレに行きたいんですけど」
「はいはい、あれ、靴ありませんね」
「クリニックに忘れてきた?そのままストレッチャー乗ったし」
 
トイレから戻ってくれば、
「気分どうですか?大丈夫そうですね。
  動けそうならこれ夜間受付に持っていってください」、
看護婦さんから紙を渡される。
 
「こちらに住所とお名前を。保険証、無いですよね?
 預かり金1万円頂いてよろしいですか? 帰りの運賃ありますか?
 タクシーはもう無いと思うので呼ぶのなら言ってください」

矢継ぎばやに言われても頭が追いつきませんって。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

診断結果は、、、、散々吐いたのでてっきり食中毒なのかと思いきやそうではなくて
「食べ物とか暑さとか何かの神経反射による『過換気症候群』」だそうです。
いわゆる「過呼吸」ってやつですね。

激しい呼吸を繰り返すと(体調が悪い時に)起きるそうです、酸素の取り込みすぎ。半信半疑だけど、お二人のお医者さんがそう言ってるんだからそうなんでしょ。
過換気症候群、名前は聞いたことがあって軽い発作という認識だったのですが、ここまでの症状になるとは。

その後、病院のスリッパを借りてタクシーで帰ってきました。
日頃ほとんど変わらない体重が一度に1.5kg減少しました。(そこまで吐いてはいないと思うけど)
翌日は、硬直の後遺症なのか全身筋肉痛で節ぶしが痛い。食欲は徐々に少しずつ回復。直ったのか?

「過呼吸」、おそるべし! 侮る無かれ! って感じです。
とりあえず、歩いていける距離にクリニックがあって良かった、なんて思ってます。


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