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2011/08/11

年3%越えの利回り!和牛オーナー「安愚楽牧場」が民事再生


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(追記2013.6.20) 逮捕されました。
破綻直前は年利16%で募集していたとか。
またそのことよりも、2007年ころから架空牛の契約があったということの方が悪質性が高いと思います。
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高利回り投資の一つとして人気があった投資先であります。
(高利回りと言っても年換算で3%程度、今の世の中どれだけ低金利時代なのか〜っておもいますね)

Wagyuu
十日ほど前、毎月1日に発行しているメルマガを書いている時に「安愚楽(あぐら)牧場の経営が厳しい、支払遅延がおこっている」というニュースを見て、それを書いていたのですが、ついに民事再生法を申請したようです。

和牛オーナー詐欺とかエビ養殖詐欺とかそんな詐欺がにぎわっていたのは10年ほど前でしたでしょうか。その手の胡散臭いものはどんどん消えて無くなっていきました。そんな中でもこの和牛オーナー安愚楽牧場は結構人気があったのではないかと思います。オーナー出資者は7万人だそうです。(メルマガでは3万人と書いたのだけど…なぜか昨日のニュースでは増えている)

負債総額は約620億円、ただし、今後数万人いるオーナーが解約を申し込むと推定されて、負債は更に膨らむ見込。また、資金繰りが悪くなった7月には「半年で8%という利回り商品」も募集していたとの話、こちらは悪質性が高いのなら詐欺で訴えられる可能性もありますね。

(追記2011.8.15)※2011年7月末時点で、債権者は7万4798名、負債は約4330億8300万円

昨年の口蹄疫問題、そして、原発による牛肉価格下落、こんなところが要因で、ニュースによると、債権者説明会を東京都内と神戸市で開く予定だとか。

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さて、どれくらい戻ってくるか。
投資元本の1割前後から2割、といったところではないかと思います。(←根拠ありません、直感です)
経営側は、「経営上の問題もあるものの東電に請求したい部分もある」ということで決着が付くのはまだまだ先になるような気がします。

(追記2011.8.17)※細野豪志原発事故担当大臣発言
  「牧場の場所から言っても、牛に関する問題ということから言っても、
   賠償の枠組みに乗って来る可能性は十分ある」

昨年秋にはホテルファンド(ラブホテル)がニュースになりました。
【過去記事】
 ○ホテルファンド破綻? 元本の16%で償還 (2010/10/13)
(結局こちらは、投資対象としては毀損しているものの償還せずに経営を続けるということになったようです)

高利回りの商品!!
ローリスク・ハイリターンはありません。(アメリカ国債ですら、デフォルトかも、と危惧される時代ですし。)

貯金1000万円ある人が、利率を求めて100万円だけをこういう商品に投資する、別に悪いものじゃ無いと思います。
だから、大事なのは自分の取りうるリスクがどれだけなのか、ってこと。「リスクを取りたくない、元本割れはヤダ」、こういう人は何もしないに限ります。ただしっ! 定期預金で利息が付く時代じゃありません・・・「卵を一つのカゴに盛るな」分散投資も重要です。

10年で定期預金が2倍になった時代は、逆に言うと、半分を危なかしい投資やギャンブルに使っても元本減らなかったのです。
取りうるリスクがどれだけか? これは自分の感性もさることながら、その時代のバックグラウンドにもよる、っていう部分は大事な視点じゃないかと思いますよ。

【関連記事】  ●安愚楽(あぐら)牧場の損害に「雑損控除」は使えない、と思う (2011/08/18)

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