健康保険料;持ち家・賃貸・住む地域で9万円の差(年金250万円で)
国民健康保険の話です。
(なので会社員で会社の保険という方には関係ありませんのであしからずm(_ _)m)
試算したのは、いずれも年金額 250万円(他の収入無し)、奥さんと同居の2人暮らし。
◆埼玉県川口市に住む、Aさん(66歳) 持ち家(50坪)
◆埼玉県川口市に住む、Bさん(66歳) 賃貸
◆お隣の戸田市に住む、Cさん(66歳) 持ち家(50坪)
この前提で概算した国民健康保険料(年間)の比較です。
Aさんの健康保険料 15万円
Bさん 〃 7万4000円
Cさん 〃 6万1000円
(※上記は概算です。年金収入のみで公的年金等控除は120万円、生保・地震保険料10万円、基礎控除・配偶者控除76万円で計算しております。それと社会保険控除ね)
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国民健康保険料は
(所得割+世帯割(世帯ごと)+均等割(一人あたり)+資産割)
からなっていて自治体により異なります。
で、重要なのが資産割!!
固定資産税の何%という形で決められています。
川口市の資産割は(固定資産税額の40%)、なのですね。でお隣の戸田市ではこの資産割がそもそもありません。
一平米20万円として、数十坪の家で2〜3000万円ほどの土地価格(路線価)。
これの資産税は20〜30万円だと思いますが、この4割が保険料に跳ね返ることになります。(試算では固定資産税20万円の4割=8万円で計算)
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会社員の息子と同居。
不動産の名義は息子、で息子は会社員で会社の健康保険に入っている。
こんな場合も資産割を気にすることがありません。
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近年多くの自治体はこの資産割や均等割を無くすることが流行っています。そういう条例改正が増えています。(かわりに減免規定を変えたり、世帯割を増やしたりとか・・・)
ここに例を出した戸田市もホームページを見れば昨年平成22年度まではその方式を採用したことが分かります。
で資産割を採用している多くの自治体では、
資産割=固定資産税の10〜25%
というのが多いと思います。他の計算方法をとっている自治体もあるかも知れません。
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最近、いい加減なことばかり書いているなぁ、たまにゃ〜FPらしく計算でもしてみましょう、という内容の記事です。川口市は全国有数の資産割で国保料を計算しているらしいというニュースを見ました。そこで計算してみたわけです。でも如何せん、埼玉県の土地勘がありません。ひょっとしたらおかしいところがあるかもしれません。
近畿で高い資産割を使っているところを探したのですが、上で書いたように10〜20%のところばかりでした。
ただ安いから良い、高いから悪いという訳でもなく、それがその地域の独自の健保サービスに影響しているという部分があることはあえて注記しておきます。(・・・ま、でも安い方が嬉しいのですけどね)
皆さんも一度、自分の所の健康保険料はどんな計算になっているか、そしてお隣の自治体ではどうなっているか調べてみてはいかがでしょうか。
(自治体のホームページでサイト内の検索があれば
「健康保険税」と入力すれば分かることが多いですよ♪>なんて親切な俺!
、、、健保料じゃなく健保税です、大抵の自治体は。)
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