高齢者の貯蓄額分布(H22年家計調査より)
先月5/17に総務省が発表した、平成22年の家計調査(速報)より、
「60歳以上世帯の貯蓄額分布(2人以上世帯)」
をグラフにしました、頑張ってグラフにしました、かなり大変でした。
貯蓄額
600万円以下 25%
3000万円以上も 25%
(※60歳で高齢者と言うのは気が引けるのですけど・・・)
はっきり言ってこの差は、高齢になってから、家を建てたかどうかじゃないかと思います。
夫婦ともども公務員を定年退職で、退職金合計5000万円、こういう人が家を建てると貯蓄額はいきなり下がってしまいます。
夫婦共々お金があると、離婚して片方が家買って出ていくことも結構あるような気がします。
老人ホームへの選択を取る方もいらっしゃいますね。
周りを見ると、年金代わりにならないかと賃貸物件という不動産を買っている人もいらっしゃいますね。
「俺は家二軒もってるぞー、さすがオレ」なんて思っていても貯金が無かったりするわけですね。
でもそう言う方は、現金がなくても定期収入が入るわけですから話はかわってきます。
年金がないという方も結構おられて長年自営業でお店をしてきて勇退しましたみたいな方だと、やはり貯蓄額多いです。
子どもの教育費にガンガンつぎ込んだ場合もありますね。今はどうなのか知りませんが、10年前で、医科歯科系私立に行くと2000〜3000万円とかの寄付金でした。こういう方の場合は貯蓄額は少ないと思います。(さらに一等地で開業して10年経った今でも親が楽できるどころか、赤字経営で援助しつくして、自宅まで手放したという方もいらっしゃいます。)
ということで、
グラフを見て多いとか少ないとかを考えるよりも、自分はどれくらいお金を使う予定なのか必要なのかでもって、どれくらい使って遊べるのかって言うことを考える方が重要だとは思います。
「500万円で世界一周」
「100万円で北海道一周」
「10万円で1週間、好きな映画や演劇を見たおしてしまう」
ささやかな楽しみ、意外とこれが出来ない人も結構いたりするからライフプラン作りは面白い。
「あっこれくらいの楽しみ、作っちゃっても良いわけね♪」
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