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2011/05/24

分配型投資信託の罠


今ふたたび、REITが人気を呼んでいるそうです。
REITというのは不動産投資信託、でほとんどが分配型投資信託です。

REITに限らず、毎月分配とか2ヶ月ごとの分配とかの投資信託、仕事柄この手の雑誌記事やニュースは良く読むのですが、最近はこんな書き出しです。

「分配型は定期的に分配金を出します。収益が悪くても出すのです。
 収益が悪いのに分配を出そうとすると、元本を取り崩していかなければいけません。
 過去の分配金実績ばかりに目をとらわれず、その元本すなわち基準価格の推移にも
 目を向けましょう。」

 
全くその通りです。
 【過去記事】
  ●投信:毎月分配の罠(2007/06/25)
  
4年前に上の記事を書いた頃は、「タコ足投信」蛸が自分の足食べている投資信託だと、言われ初めていた時代。
以前でも(素人さんでも)薄々気づいている人はいらっしゃったと思いますが、少なくとも投信の販売資料や雑誌の記事には、そんなことは全然書いていなくて、「元本の保障はありません」としか記されていませんでした。基本、多少の変動はあるものの上がっていくことが前提の投信資料だったのですね。

そしてリーマンショック、そして、大震災。
タコ足投信が、常態化しています。株と一緒で安い時に買わないと収益が上がりません。
(ちなみに底で買った人は結構収益が上がっているはずです)

不動産投資は、基本「賃貸料」。普通の物件ならばきちんと賃貸料が入ってきますから収益は出ます。満杯なら7〜10%。ここから手数料やらなにやら引いて2〜3%の収益が出る。これが基本なのですが残念ながら今のご時世、空室が埋まらない。その上地価が下がってキャピタルゲインどころかキャピタルロス。

こうなっている訳です。

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不動産投信が根強い人気なのは、株と違って紙切れになることが少ないからです。不動産という資産は残る。ただどういう不動産なのかは重要ですよね。
中身が大事、というのは、不動産投信に限らずどんな投信でも言えることではないかと思います。正直、今の日本上がるのもあれば下がるのもあるという状況において、その中身まで吟味するのは手間もかかるし、公表されている資料も不十分だとどちらの点でも難しいと思います。

だから投資信託選びでは、何買っても上がるというもの、すなわち、中国とかのGDP成長率が常にプラスであるような国、セクターを買うと良いと思います。
それでも海外ものは為替の影響は存在しますけどね(最近ずーっと円高だし)

(ここ数年でもの凄い数のETFが出来てて、手数料の必要な投信をわざわざ買う必要がどれだけあるのか、メリットは?ってな話はまた今度ね)

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