醍醐寺のサクラ
昨日の日銀月例経済報告も先週の景気ウォッチャー調査も、急速なる経済の落ち込み、それも日本中で、なんていう感じなのでありますが、ここに来て、「過度の自粛は経済を停滞させる。自粛の自粛を!」なんていう声がたくさん出てきています。とまあこんな話は次の機会にするとして・・・・
先日、嵐山に行ってみて人が少なかったものだから、
そうだ京都、いこう♪
醍醐寺に行こう♪ 如意輪観音に会いにいこう♪
今年行かずしていつ行くのだ、と意気込んで行ってみたもののメインのしだれ桜はすでに遅し、花の陰さえ見えません。かわりに、褪色した花びらがそこここの地面にちりばめられていました。
それでも、ソメイヨシノやハクサンテマリ(下左の写真)などなかなか見頃のものもあって、広大な境内はやはり桜色に染まってました。
醍醐寺と言えば、かつて豊臣秀吉が盛大に観桜会をしたというお寺、門跡寺院です。そしてここには如意輪観音がいらっしゃる。
如意輪観音、ご存じですか?
なかなかの格好をされてます。丁度、OLのお姉さんが家のソファでくつろぎながら、片膝たてて、右手は頬杖をついているような格好です。何でもかなうという魔法のアイテム、「宝珠」を手にしておられます。何でも願いが叶うんですよ、ドラゴンボール7個集めた状態です。
こんな万能アイテムを手にして、さも、
「これ使って何してもらおうかなぁ」
と悩んでいるようなやけに人間的なお姿が如意輪観音さまであります。
(気になる方は、如意輪観音で検索してみてください)
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奈良のお寺は、仏教伝来から間がないので、仏さまを納めるお堂と伽藍を作るのに精一杯でした。
京都のお寺は、偉い人(天皇家ゆかりとか武家ゆかりの人)が住むことが多かったので、そんなお寺は、生活空間であると同時に、楽しむ仕掛けが一杯あります。庭であったり季節を楽しむ植木であったり思索をめぐらす枯山水であったり茶室があったりと。
だから奈良のお寺は、年代と伽藍配置を見ていれば5倍楽しめます。
京都のお寺は、誰がいつ住んでいたのかを知れば10倍楽しめますよ。
「あなたと奈良、大和路」
もよろしく♪
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