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2011/03/03

高齢者に変額年金保険を奨めた時

なかなか奨めることが少ない変額年金保険。これを高齢者に奨めることになるとは自分でも驚きです。

変額年金保険ご存じですか?
一言で言うと、投資信託と生命保険がひっついたやつです。
こういう感じの商品。

『最低10年間据え置いてください、それ以降毎年10年間、いくらかの年金を
 お支払いします。最初に投資信託を買ってそれを原資にしますので年金額が
 いくらになるかはわかりません。多くなっていればいいですね、でも少なく
 なっていても8割は 保障します。据置中に亡くなった場合は…』

こんなのが変額年金保険です。
はっきり言うと、最初の数%の手数料を保険会社が受け取ったらあとは野となれ山となれっていう保険(←言い過ぎか?)

これ、若い人が長期で投資する分には決して悪いものではないと思います。が定年退職してしばらく経つような人が入るには、リーマンショックのような激変急降下があった時には回復時間が取れません。
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このようなリスクのある変額年金保険をなぜ奨めたのか、それは、「預貯金の方が危ない」という特殊な事例のためでした。

旦那さんを随分前に亡くされた女性。
足が悪くて外出には車椅子が必要な方です。

 「自営業で公的年金を払っていなかったので年金はないんです。
  でもその分貯金は持っています。」
 「最近、息子がお金を貸してくれてって言ってきて。空き家をリフォーム
  して人に貸すらしいんです。」
 「娘も、300万いるとか言ってきて。ついこの前、家具が痛んだ買い替えなきゃ
  って、百貨店で私のカードで買ってたし」
 「いつも通院の付き添いを頼んでいる弟も、あれ買えこれ買え、ガレージが
  壊れて修理代出してくれないかって。断れずに100万渡したんですけど」

親が少しまとまったお金があるので子供達・兄弟達にたかられている状態ですね。
どうすれば、お金を守ることが出来るか。

 「変額年金を買って、貯金通帳から抜いた方が安全じゃないですか?」
 
普通なら一時払い養老とか一時払いの年金とかかも知れません。でも今回の場合、そういうものよりもまず、預貯金がなくなっていっている、預貯金が安全じゃない、これがポイント。
保険に入れないのだったら、毎月分配型投資信託とかも検討対象でしょう。

預貯金をどうやって守るのか。
預貯金と投資信託とどっちが安全かと問われれば99%預貯金の方が安全!と答えると思うのですが、預貯金の持つ別のリスク、こんなものがあるのだな、と感じた出来事でした。


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