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2011/02/09

専業主婦の年金届出もれ救済策は不公平という朝日新聞の社説

2/2付けの朝日新聞の社説。

事の発端は厚労省が「第3号被保険者からはずれたことを知らない専業主婦」について、3号として認めましょうか、といったこと。2年分だけ追納すれば全部救済しますという話。

どういう事かというと、亭主がサラリーマンの専業主婦(扶養内の主婦)は、第3号被保険者として基礎年金の受給資格が出来ます。届け出だけです、負担はありません。
ちなみに、サラリーマンの亭主は第2号です(公務員も)。

で自営業なら、旦那さんも1号、奥さんも1号になります。(2人分の基礎年金保険料をそれぞれ払います)今だと月15000円×2人。

すなわち、亭主が脱サラして自営業になった時、この時は、奥さんも旦那さんも1号になるのですね。

 旦那「会社辞めたし」
 奥さん「じゃあ私、1号の届出をしに社会保険事務所に行かなきゃ」
 旦那「来月からは、俺もお前もそれぞれ国民年金払おうね」

これを知らない人が結構いる。旦那さんの方は厚生年金をはずれることは大抵わかっているのですけど、奥さんの方を忘れている人が結構いるようで、これを知らなかった人が数十万から百万人くらいいるそうなのです。
このままでは年金未納で無年金になる人が増えるぞ、周知不足だったということで救済しましょう、払っていたことにしよう、という厚労省の発表。

で、朝日新聞の社説では、

 制度を知って、まともに払ってきた奥さんにとって不公平だ!!
 
というもの。

【関連記事】


 ●専業主婦の年金:「今すでに貰いすぎ」の人はどうする?(2011/03/09)
 ●年金;毎年50万円の年金。全然払っていない友人と、私とが同じ額(2010/04/06)

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確かにそうですね。
この問題を公平・不公平で考えるのか、弱者救済と捉えるのか。

無年金者・生活保護の問題とか、もっと言うと、社会保障としての年金と生活保護の問題。これを一緒に考えないと、年金は支給を絞ったけど、かわりに生活保護の支給が増えた、支出額としてはどんどん増えてます、みたいな話になるのじゃないかと思います。
(年金は国の予算だけど、生活保護は地方の予算、みたいな話になるともっとややこしい)

制度のはざまでの損得、これはいつもあります。
今支給年齢が徐々に引き上げられていますし、さらに2年引き上げようなんて言う話で言えば、誕生日1日違いで貰えるお金が100万単位で変わります。
年金支給額が年250万円〜350万円(厚生年金の勤続40年)・国民年金で、年80万円弱(40年掛けていた人)。
ですから、一年支給を引き上げるとそれだけ貰えないということです。

この問題、無年金者救済! この意義をどれだけ唱えるのかが問われるように思います。

と書いては見たものの、もし私がまともに払っている専業主婦だったとしたら、払った分返してくださいよ、と言いたくなりますね。

年金で得しようと思ったら、長生きすること!!
 これにつきます。

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最近、老後の相談が増えてはいるのですが、正直、損得じゃなく、お金が多い少ないでもなく、安心していられるかどうか。これが大事だと感じています。

これだけを3%で運用すればこれだけに増えますよなんていうライフプランよりも、どれだけ安心したライフプランを作れるか、これを自問自答するようになりました。

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