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2010/07/27

相続を気にして亡くなった、ある社長夫人

とある電器メーカーの社長さんの奥さん、の昔話、亡くなって10年以上になります。

資本金1000億円以上、従業員1万人以上という私なんか恐れ多くてお話しなんか出来ない立場の人で実際私はお話ししたことはないのですが、なぜかうちの親のお客さんでした。
で、この奥さんが生前にこんなことをおっしゃていた、らしい。

「うちの主人が、子供たちに内緒で、息子の嫁も孫も養子にしているんです。
 相続のときにもめないか心配なんです。」
 
嫁も孫も養子、、、資産家の常套手段であったりします。
民法上では養子であっても子供ですから平等に相続権があります。
民法上平等ですから、遺言書がなければ、子供達に平等に財産分け。
例えば、長男・次男・長女と3人の子供がいるとして
養子として、長男の嫁とその子(孫)二人を加えておけば、合計6人。一人1/6ずつ。
次男と長女の取り分が少なくなるのですね。

※民法上は平等ですが、相続税の計算上は、相続人の数×1000万という基礎控除に含められるのは一人までとなっています。(※実子がいない場合は二人まで)

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ひょっとしたら、相続税基礎控除の養子数が制限されるようになったことをご存じなかったのでしょうか?(あるいは改正される前に養子にした?)
そうでなくても、孫を養子にすると相続税が一回飛ばせます。これが目的かも知れません。

いずれにしても内緒で。。。。というのはいただけません。


相続するってどういうことなのか、単に税金が下がって得したねとか、取り分増えて良かったね、という問題ではありません。
これがきっかけで「争族」になるなんてこんな不幸な事はありません。
争いってのは信頼がないと言うことで、信頼はお金では買えないものなのです。
赤の他人との争いはつきあわなきゃそれで済みますが、親戚兄弟なんてつきあわないといくら口でいったところで簡単に割りきれるものではありません。

相続”税”は、財産のある方だけに関係しますが、そこまで財産が無くったって問題は同じ。
子供が複数いるのなら、教育費がかかったかかっていない、車を買って貰った、結婚費用出して貰った、、、、、
単純にこうすればお得ですよなんていうお金だけの話で終わりませんし、私は終わらせられません。

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 愛をつなぐ・心をつなぐのが相続

こっちだけつないでこっちは繋がない、ってのはダメ。
こんな気持ちで仕事しています。

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